モノポリーと新巻と

一月三日は例年、宮原のD伊藤さんの家で新年会が行われる。昼前には集まりゲームで盛り上がった後は、鍋に移行するのが慣わしだ。
今年はRPGではなくボードゲームモノポリーとヤギ戦争を遊んだ。オレ達、ホントにモノポリー好きだよな。
モノポリーは二回、どちらも一位は取れなかったものの、初心者とゲストがそれぞれ、刑務所前通りとボードウォークで勝利するなど、たいへんモノポリーらしい決着で満足がいった。勝てなかったけど。
ヤギ戦争、面白いね。コレ。

で、鍋なんだけどさ。いつもの年なら、池波さんが奮発しカニ尽くしとなるのだが。ここらで家主のD伊藤さんから「カニは廃棄物の匂いがヒドイ」と物言いが付き、無しの方向で。
で、代わりに池波さんが買ってきたのは、コレなんだが。

新巻鮭

おーい、出刃もってきて!*1

や、このまま「かもん」に持ち込むことも考えたが、でかい新巻鮭を裁く経験などは、早々できるものではなく。つうか、挑戦する前から他人をあてにするのってどうよ?って事で、レッツチャレンジ、オレ。

先ずは気合とガッツと恐れない心で、何とか荒巻様を解体する。雑で見た目も悪くはあるが、少なくとも食材の形にはなった。三枚に下ろしてから、鱗を落としていない事に気付き、慌ててウロコ取りをしたのは内緒だ。
続いて、流水で丁寧に洗ったアラと切り身を水に漬ける。塩抜きだ。このまま一時閑弱。
その間に他の食材を買出し。出汁は鮭のアラと昆布、そして鶏の手羽元を用意。
沸騰した鍋に、塩抜きしたアラを投入、あく抜きをする。一番恐れるのは、鍋が魚くさくなってしまうこと。そしたら万事休すだものね。
鶏も湯通し、あぶらっ気を抜く。
昆布を水からゆっくりと焚いて出汁をとった後、鮭のアラと鶏を投入。そのまま一時間ほどゆっくりと弱火にかける。
その間に、鮭のハラミをグリルで炙ってツマミで出す。ハラミは塩抜きしてないので、強い鮭の油と合いあまって、実にビールだ。
鍋を待ちながら他の具財を切ったり、洗い物したり。あと、ビール飲んだり。
そうこうしてる内に、何とか完成。予定より30分ほどオーバーしてしまった。鮭の解体で手間取ったからなぁ。その分、塩抜きと、出しの作成に時間的しわ寄せが行ってしまったのだが…。

結論。
美味かった。バンザーイ。
ちなみに、食って呑んでしてたので写真は無い。池波さんが持ち込んだ、甕の日本酒も面白かったのに。
野菜は白菜と下仁田葱、これらが甘み担当。しかし全体を統括するのは、やはり鮭か。うん、切り身の塩抜きは、20分で一回水を替える必要があったな。でも、コレはコレでいい塩梅。
最後は雑炊にしていただいた。満足満足。

追補
希望者には鮭の切り身のお土産が渡された。大の大人六人でも、新巻一匹は食い尽くせるものではなかったよ。(いやぁ、本気を出せばなんとか、なる、かも?w)

追補2
来年は寒ブリだとか抜かしやがった。流石にソレは無理だ、オレに刺身は引けねぇ。
(柳刃もってこーい!って訳にはいくめぇ)

追補3
10時には解散したが、池波さんとタケポンはその後「かもん」に行ったと。タフだ。

*1:池波さんがその場で買ってきた