RAWAなど

朝食

赤いのは、「RAWA」という名前の食べ物とのこと。野菜類を炒め、水を注ぎジュワっとさせたところに小麦を荒く挽いた粒々を入れて炊いたもの。初めての食感だった。


家政婦さんの調理風景。北の方の貧しい村の出身で、夫も子供もいるけれど会えるのは年に1回か2回。ケララで住み込み家政婦をやっていたけれど、今はこの家に呼ばれてプネーで住み込み家政婦。主である僕の友人はケララ出身のインド人で、マラヤラム語と英語を上手に話すけれどヒンディーは苦手。その奥さんはフィリピン人で、タガログ語と英語が上手。子供は父の実家ではマラヤラムや英語で会話し、母の自家ではタガログ語で会話する。家で親子は英語で話す。しかしここインドではヒンディー語を話せた方がいい、ということで、訛らずにきれいなヒンディー語を話す村出身の彼女が選ばれてこの家に来た。子供は、家政婦さんと話すときにはヒンディーで話す。


ネットで検索したところ、Rawa Upma (South Indian Recipe)という動画がユーチューブでみつかった。
いつかつくりたくなるときのために、材料購入のリンクも貼っておこう。

  



昼食

僕はベジビリヤニのギー抜き。辛いのに疲れた娘はベジチョウメンと、大好きなナンを頼んだ。想像なのだけれど、「チョウメン」は中国語の「炒麺」=チャオメンではないだろうか。炒めた麺。
インドの料理店では高確率で中華料理がメニューにある。しかし、日本や中国で食べる中華料理と、インド・ネパールで食べる中華料理は明らかに違う。100円ショップで売っているウドンで、趣味で料理を初めてまだ半年のおじさんが調理したらこんな感じかな?、というのがインド圏の中華料理。だからといってまずいわけではなく、これはこれで完成されたひとつの形なのかもしれない。どの店でもだいたい同じような味、見た目で出てくることからそう思える。
娘はベジタリアンでもビーガンでもない。でも、もし頼んだものが辛かったり思いがけずまずかったりしたら、捨てずに父に食べてもらいたい、という思いから、僕も食べられるように肉・魚・卵・牛乳抜き料理を注文していた(インドでは)。



暑い中あちこち歩いたので、この日は飲み物をたくさん飲んだ。

ココナツが大好きだ。でも娘はおいしくない、といって顔をしかめる。日本人にはあまり好まれない味なのかもしれない。マレーシアではココナツにシロップを入れて飲むのが一般的だけれど、ここインドではシロップ無しでそのままストローをさして飲む。変な甘みは無い方がよりおいしい。



娘と二人での市内観光から友人宅に戻ると、買い物に誘われた。写真撮影禁止で、店内へのカバンの持ち込みもできない大きなスーパーマーケットでいろいろと買い込んで、その後路上の市場へ。ギャップにインドの生活格差を感じる。



夕食

サモサの中に入れるような崩したイモをスパイスで味付けしたもの、これの味付けが絶妙だった。
少し豆の形の残る豆スープも、辛味がなくお腹が落ち着く。
ただご飯だけは、歯ごたえが無くふにゃふにゃで、あまり好きになれなかった。友人たちの家のご飯は必ずこうだったので、これが彼らの好みの炊き方なのだろうと思った。僕は日本でも芯の残るくらい固いお米が好きだし、タイ米やインドの長粒米が大好きだ。



おやつ

明日のバス移動中に食べたいと、娘がOREOを買った。材料を読んでみるとVeganも食べられるように見える。そういえば、海外のビーガンが食べている食べ物の写真の中にオレオを見たことがある。日本のオレオは牛乳入りだ。
http://www.isitvegan.com/2011/06/02/are-oreos-vegan/の「It iS Vegan?」内の「Are Oreos Vegan?」を読むと、「たぶん世界のオレオの材料には動物材料が使われていないけれど、砂糖をサトウキビからの製造する過程で骨炭が使われている。」と書いてあるように見えた。

原材料として動物が直接使われていなくてもこれを食べるのは避ける、とうのはとても難しい。合鴨農法の米さえ食べられなくなってしまう。妥協点をどこに置くのか、は個々のビーガンの選択だろう。


↓関連リンク↓
菜食主義者がインド旅行で食べたもの
「チョウメンは日本起源?(ブログ一本足の蛸)」にチョウメンの由来について面白い記事があった。