Kerala
南インド四州のひとつ。マラヤラム語を公用語とする。イスラム教徒とキリスト教徒がそれぞれ20パーセントを占めており、インドの中でも多様性が高い。鉱物資源に恵まれており、タピオカやココナッツなどの産品でも知られる。また、高自然放射線地域でも知られる。
4万平方キロメートル弱の地域に3000万人を超える人々が住んでおり、インドでも特に人口密度の高い州となっている。1957年にインド最初の共産党政権が誕生した州であり、現在でも共産党の地盤として知られている。また、平均収入はインドの平均を下回るが、乳幼児死亡率などで先進国並の数値を記録しており、「社会開発の奇跡」としても知られる。これは主に地方分権を推進した事や、女性に重点を置いた識字運動を展開するなどした事が功を奏しているとされる。