AURA〜魔竜院光牙最後の闘い〜(田中ロミオ)

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

予告段階から、各所で話題になっていた、「流行の学園ラブコメを目指してみる(仮) 」です。
学園ラブコメっていうより、メタライトノベルって感じ?
メタミステリとかなら、まだうなって考えて打ちのめされるくらいですむんですが、メタラノベはきついよ!
いや、さすがに前世とか異世界とかやったことないけど、日々、そうやった妄想を文字に起こしてる身からすると非常に厳しい! 何か、心の奥の方をぐさっとやられるよ!
本来ならば、ここで、実は……と始めるところですが、残念ながら、ものを書き始めたのが遅かった(大学に入ってから)なので、「設定ノート」とかはないんですが、というより、実は、大学入ってから書いてるものの方が痛いんじゃね? という突っ込みはなしだ!
大人のお約束だ!
いいか! 決して他人の傷跡をえぐるんじゃない! それだけはやっちゃいけない!
それと、やっぱりスクールカーストの描写がアレだなぁ、と。
幸か不幸か、うちの高校(のうちの学年)とかは、それほど厳しいカーストがあったわけじゃなかったんで、それほど仲良しグループ(笑)とかで苦労した覚えはないんですが、そういうのは大変だったろうなぁ、と。
まぁ、音楽やってて純文学読んでてラノベ読んでて(ミステリはまだ読んでなかった)エロゲじゃなくてギャルゲ(えっちなゲームは18歳から!)な人だったんで、いろんなグループの間をふらふらしてただけですが。


というわけで、実際のところ、「人類は衰退しました」もそうなんだけど、やはりラノベ初心者にはどうしてもお勧めしにくいと言うか、面白いところがわかりにくいかな、というのはある。
ほら、メタミステリだって、ミステリ読んでるからこそ面白いのであって、「メタ」というからには越えるべきベースがわかってないと、幾分辛いのではないかと。


ちなみに、ボクの人間力は、何Huくらいなんだろうか?


あ、そうそう、あと、良子はかわいいので非常にけしからん。
どうしてそこだけ「普通」のラブコメになるんだ!

BLACKLAGOON008(広江礼威)

BLACK LAGOON 8 (サンデーGXコミックス)

BLACK LAGOON 8 (サンデーGXコミックス)

1ページ目の扉絵から非常にけしからん!
張さんが教会に行くって、アレだ、鳩はどうした? 白い鳩だ!
もう、このシーンだけで脳髄から何か漏れた。
そして、アンチマテリアルライフル
ああああああぁ、良いなぁ。萌えるなぁ。止めども無く萌えるなぁ。
前の巻が準備段階だった分今回は怒濤の血煙と硝煙で気持ちいいくらいに良かったよ!
そして、これほど次が楽しみということもないよ!
最後のページのバラライカに、wktkが止まらないよ!
で、P.47のレヴィの笑顔大好きだなー

BLACKLAGOON シェイターネ・バーディ(虚淵玄)

ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ (ガガガ文庫)

ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ (ガガガ文庫)

で、ブララグのノベライズ版。
手がけるのは虚淵玄
これで、面白くならないはずがない!
というわけで、予想通り、いや、予想以上でした。
ソード・カトラスと天帝双龍のそろい踏みなんて、原作でも1回くらいしかないよ!
もう、読んでる途中から、ハァハァが止まらない。
あとがき対談でも言ってることだけど、やっぱりブララグは映像的だよなぁ、と。
そして、やはり、虚淵玄も、映像的なんですよねー。
さらには、小説/文章でしか描けない美的感覚というのかな、それが非常にすばらしい。
で、あとはアレだ。
レヴィたん、エロすぎる!
けしからん! まったくけしからん!
そりゃ、ちらしで

鬼才が挑む
二挺拳銃<トゥーハンド>美少女活劇!

とか書かれるよ!
……美少女?
レヴィたんを美少女だなんて、はは、頭にケツの穴でもあくんじゃね?


あー、やっぱり、ホテル・モスクワというか、バラライカとその仲間たちには、絆を感じるなぁ。
あまりにも凄惨で悲しくて、しかし、それがとてつもなく優しい。
双子編のときにも感じたことだけど、これが、バラライカの魅力なんだろうな。

[Today's tune]Crayman/In Flames