マーダーゲーム(千澤のり子)

マーダーゲーム (講談社ノベルス)

マーダーゲーム (講談社ノベルス)

汝は人狼なりや?」というカードゲームというかパーティーゲームを下敷にしたゲームを考える小学生たち。
退屈な放課後にちょっとした楽しみをもたらすはずだったゲームが、やがて……
という、人狼をやったことがある人なら、けっこうすんなり楽しめるんじゃないかと思います。
個人的には、もうすこし人狼ルールの中でのせめぎあいというか、
あの、ゲーム中の疑心暗鬼さを出してくれたらなぁ、と思いますけど、
それをやると小説として崩壊しかねないからなぁ、とか。


それにしても、最近の小学生ってこうなの?
こわいわーこわいわー


ちなみに、人狼をやると、大体序盤で吊られるか食べられることひとです。

生徒会の六花(葵せきな)

ちなみに、六花は雪のことです。


というわけで、新章突入!
とは言え、やってることはいつもと変わらず。
生徒会メンバがダベったりダベったりダベったりしてるだけですが。
あ、ちょっと異世界冒険してたか……
「推理する生徒会」が良かった。
いや、作者がどれくらい本気かわかんないけど、
この会長の探偵像は慧眼だよ!
ほんと、ミステリ者しかわからないだろう、この感覚!
でも、実際解決編から始まるミステリってあるんだぜ?

とある飛空士への恋歌2(犬村小六)

とある飛空士への恋歌 2 (ガガガ文庫)

とある飛空士への恋歌 2 (ガガガ文庫)

お待ちかねの続編!
とうとう始まった空の旅と、うれしはずかしドキドキ学園生活!
なんだよーもーこっちまで恥ずかしいよーというくらい?
そして、段々と気が付き始めるというのがあれだなぁ。
これから先どうなるのかなぁ。
できるのであれば、こんな幸せな日常がずっと続けば良いのに、と思ってしまう。


しかし、派遣はどこまで派遣されてくるのだろうか?
まさか、こんな空の彼方まで派遣されているとは……

H+Pーひめぱらー4(風見周)

H+P(4)  ―ひめぱら― (富士見ファンタジア文庫)

H+P(4) ―ひめぱら― (富士見ファンタジア文庫)

「うらやましいっ!」
[トビカピバラのアレスタさん(16)]

激しく同意!
まぁ、日曜の昼間っから酒飲みながら読んでいたわけですが、1行目で吹いた。
なんだよ!?

『ちち温計』

って!
もう、美少女文庫でもお目にかかることはないであろう、というくらいにバカだよ!
いいぞ、もっとやれ!
というより、おれも風邪ひくので、どなたか「ちち温計」お願いします。


まぁ、そんなわけでいつも通り、ひどいんですが(褒め言葉)、
普通に良かったなぁ、と。
第二話の「レイシア、はじめてのおでかけ。」と第四話の「二人が夢に、近づくように。」が良い!
四話は、はじめてエリスがかわいく思えたよ!
やっぱり、ツンデレはこうじゃないとね! こっそり、自分のメモにだけあかす本心……キュンキュンくるね!
そして、でも、やっぱりおれはレイシアさまなんだ……
そのわがままな身体で迫ってくるレイシアさまはもちろん良いんだけど、
お出かけで見せる素顔が、本当に愛らしい。
そして、エピローグが本当に良いなぁ。
さりげないところなんだけど、すごくきゅんと来るよ!

ラノベ部3(平坂読)

ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)

ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)

そして、こんなボクたちが大好きなライトノベルが大好きな高校生たちの日常を描いた「ラノベ部」も、
3巻で完結です。
1巻が出たときは、最近はやりのメタラノベかぁ、くらいにしか思ってなかったんですが、
3巻でまさかここまで来るとは。
ラノベって、ほんとうはただの小説なんだよね。
でも、小説だから、読むと、笑ったり、泣いたりするだよ。
空を飛んで気持ち良くなるし、かわいいお姫さまにドキドキするんだよ。
だから、本当に、本当に、これからも素敵な小説と出会えますように。



ときれいにまとめた後なんだけどさ、
お、おれもチューニングするうううぅ!


……最低だ。

[Today's tune]Where The Streets Have No Name/U2