八千代西高校入学式問題 くだらないブログ議論に辟易
久しぶりに嫌なニュースを聞いた。こういうニュースは下手な殺人事件より嫌な気分になる。それにしてもブログとかMixiの日記を見ていると、学校側の対応を支持する意見が多いのには閉口した。一部の人間がこういう意見を表出するのは予想の範囲内であるが、ここまで学校側マンセーの風潮が蔓延るのは気持ちが悪い。
マンセーエントリーを眺めてみると、明らかに思考段階で余計なフィルターがかかっており、本質を見誤らせていいると思う。
- ゼロ・トレランス的な毅然たる態度へのシンパシー
90年代後半以降、若者の右傾化、ネオリベラリズム支持に駆り立てた精神構造が未だに生きていることが露呈した。人々の強さへの憧れが、学校側の毅然たる態度に好感に繋がり、カタルシスを与えている。
- アンチマスコミ志向
ネット言説特有のマスコミへの反発。この問題でマスコミが一斉に学校側を非難。マスコミへの反発から、学校側を擁護。
- アンチ左翼
この件で、教職員組合が反発したというのはオマケのようなニュースなのだが、アンチ日教組的な風潮が、逆に学校側支持の世論をかき立てている。
- 自己保身としてのDQN批判
ダメな人間ほど、自分よりダメな人間を探して叩くことに必死になる。確かに一番悪いのは親で、相当DQNな親なのであろうが、うってつけの肴になった。
この世論形成には、明らかにどうでもいいフィルターが少なくとも4枚かっかっている。これらのフィルターは全く無価値のどうでもいいものであり、物事をクリアにして本質を見るべきだと思う。