けんちーのアニメ中心生活ブログ改

『茄子 アンダルシアの夏』

遠くへ行きたい。




大学の部室棟の一部屋にポスターが張ってあってタイトルだけ知ってたんですが、大泉洋主演と知って見てみました。


トーリー
スペインの自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャを舞台に主人公ペペ・ベネンヘリが解雇の危機に直面しながらなおかつ、かつての恋人と兄の結婚という複雑な思いの中にあってもプロ自転車選手として「仕事」に取り組むさまを描く。
兄と幼馴染の結婚式


監督ぅ。あんたに教えてやりてえ。
  プロってのは仕事以上のことをやっちまうやつのことだって。
   そうでなきゃ・・・そうでなくちゃ、
     生まれた土地から出て行けねえだろう!!    by ペペ


ペペはベルギーのビール会社「パオパオ・ビール」がスポンサーとなっているロードレース・チームのアシスト選手(エースではなく水や補給食の運搬、エースの風除けなどをこなす選手のこと。プロのロードレースでは通常9人で1チームを編成し、エース1人を勝利に導くためだけに残り8人がエースをサポートする)である。

ペペの故郷の町がゴールとなっている平坦ステージ、ペペは監督の指令でレース中盤にアタックをかける。これはゴール前での集団吸収を前提とした捨て駒としてのアタックで、集団から何人かの選手を引き連れて逃げ集団を形成し、レースのペースを上げるのが目的であった。このアタックによって11人の先頭集団を形成、さらに再度ペペはアタックをかけるが今度のアタックにだれも乗ってこなかった。アシストとしてぱっとした仕事の出来ていなかったペペは解雇の可能性が高い状況であり、他のライバルチームからは危険な選手とは見なされておらず、そのうち吸収されるだろうとたかをくくられていたのだ。

ところがレース中のアクシデントで集団落車が発生したことで、ペペに逃げ切りの可能性が生まれる。急遽チームはペペに「そのまま単騎逃げで勝ちを狙いに行け」との指示を行う。一方、アクシデントから立ち直った集団もペースを上げてペペを追う。
ゴール寸前のペペ


ついにレースはペペを交えてのゴールスプリントにもつれ込んだ…。(wikipediaより)
  
そして、優勝



全く知識の無い自転車ロードレースが主題のアニメってことで新鮮に面白かったです。9人セットで1チーム、一人を勝たせるために他の8人がサポートに徹するとか風の抵抗を抑えるためにライバルチームとも陣形を組んでレースを進めていくとか・・・。
上映時間が47分と普通の映画の半分くらいなんですが、冒頭で既にレースの勝負どころだったり背景をほとんど説明せずにいきなりペペがクビのピンチだったり、短い分上手くまとまってました。
ラストで地元の名産であるナスの浅漬けを上手そうに食ってみせるペペ。どういう心境だったんでしょうなぁ。
  
シラネーのか?これはな・・・こうやって食うのさ。  by ペペ




wikipediaによるとこの映画の監督である高坂希太郎水曜どうでしょうのファンでそれで大泉洋を主演にしたんですね。ペペの髪もモジャモジャだしピッタリです。EDもどうでしょうファンのアンテナにピピッと引っかかる1曲。忌野清志郎さんの『自転車ショー歌』。言うまでも無いですが対決列島の主題歌・『自動車ショー歌(小林旭)』の替え歌です。いやぁ、うれしいなぁ。
この次の『茄子 スーツケースの渡り鳥』には藤村Dうれしーまで声優で出てるそうなのでそっちも近いうちにチェックします。


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