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唐沢俊一検証blog

2009-11-03

スプーンおばさんはどうなる。

05:53

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 藤岡真さんが指摘されているが、「裏モノ日記」10月30日はヒドい。とうとう日記でもコピペか…。コピペじゃないとしたら、本を読み進めているはずなのに感想がまるで変わっていないということになるので、やはり問題があるな。

 だが、この日の日記は他にもツッコミどころがある。

などと書いているうちにT誌の依頼原稿、今日までだったのを

忘れていた。明日急いで書かないと。

今夜は劇団ノーコンタクツの『ドラゴノクエスト』初日を

観に行く予定。ここの主催者の麻見拓斗、出演の松原由賀の

お二人は11月には私の芝居に客演してくださる。

と、いうことでてっきり当然のごとくフライヤーのはさみこみは

しているもの、と思ったのだが、ノーコンタクツに問い合わせて

みたら来ていない、とのこと!

あわててルナの担当者に連絡とったら、今回、意識からヌケていた、

というのでちょっと呆れる。客演がここしかないのにここがヌケて

いたのではスッポヌケではないか。少し態度硬化させて叱っておく。

こちらも確認を間際までしなかったのが悪いが、まさかやってないとは

思わなかったのである。

 他人のことを言えないうえに、唐沢俊一の本業は一体何なのかと改めて考えさせられる事件である。「今日まで」の原稿を「明日急いで」書くのもいかがなものか。まあ、唐沢俊一が締め切りを守れないのはとっくにわかっていたことだが(たとえば、『ラジオライフ』の原稿は月末締め切りだが、『裏モノ日記』を見る限り唐沢はほとんど守れていない)。せめて仕事が早ければ…。


 さて、藤岡さんといえば、ブログで『奇人怪人偏愛記』(楽工社)のパクリを追及されているのだが、実に驚くべき数のパクリが発見されたので呆れてしまった。詳しくはリンク集から御覧になっていただきたいが、唐沢俊一の本にはパクリがつきもの、という姿勢であたらなくてはいけないという思いを一層強くさせられた。「ゴッドハンド藤村新一が発掘した石器と同じだ。さらに検証を進めれば『検証本』で盗用編パート2ができるかもなあ。1冊でも十分凄いのに。

 で、自分も藤岡さんの後追いで『奇人怪人偏愛記』をチェックして、パクリではないが気になったところがあったので指摘しておく。P.209〜210より、スプーン曲げについて書かれた文章。

 それにしても、と、当時から私は首をひねっていた。「なんでスプーンなのか?」

(中略)

 深読みを許してもらえば、スプーンは唇にくわえられるもの、である。とくに口唇期から完全に脱しきれていない時期の男性にとって、フェラチオをされるペニスに最もイメージが重ねられる。夢の中でスプーンでする食事は、セックスの露骨な象徴とみていいだろう。

 そのスプーンが曲がり、あるいは折れる。これは羅切、断種のイメージをストレートに表したものとは言えないだろうか。

 関口淳のバックには、マネージャーとして彼をマスコミに売り出した父親が、影のようにつき従っていた。清田益章もまた、ほとんど彼の信者とも言うべき父親の意識の下に幼少の頃からおかれ、その無邪気とも言える息子信仰に、逆らえないながらもやや辟易している姿が前述(引用者註 森達也の著書)『スプーン』で描かれている。

(中略)

彼らはみな、父親の影響下から脱しようとして脱しきれないまま成長してしまった。

 自分の人生が、そのごく初期に自分のものでなくなり、さらに周囲の大人たちが金と名声にかられて醜い姿をさらけだす中で思春期を迎えた彼らが、自分をこの世に生み出した父親という存在を、自分もろとも抹消したい、という破滅願望に向かうのもまた、ごく自然な成り行きだろう。

 彼らは一様に、超能力を発揮しはじめた初期の頃は、鉄パイプやフライパンなど、さまざまなものを“曲げた”と証言している。だが、やがて、それらには“念がこもりにくい”などの理由で向かい合わなくなり、ただひたすらにスプーンを、スプーンのみを、延々と曲げ続けるのだ。スプーンへのこだわりが、実は彼らの内面での葛藤を表している、とはとれないだろうか。

 

 単純に「スプーンはペニスを象徴している」などとするならまだ理解できなくもない。「形状が似ている」くらいのこじつけならアリかもしれない。しかし、口唇期を無理に関係させようとするからおかしくなっている。口唇期というのは口から快感を得る時期のことなのだから、「口唇期から完全に脱しきれていない時期の男性」が「フェラチオをされるペニス」を連想するということは…、話がおかしな方向に行ってしまいそうで心配になる。だいたい、関口淳にしろ清田益章にしろ初めてスプーン曲げをしたときはまだ小学生だったのだからフェラチオという行為自体を知らなかったと思うのだが。あと、スプーン曲げをブームにした張本人であるユリ・ゲラーと父親との関係を指摘していないのもおかしい。

 それから、スプーン曲げはメタルベンディングと呼ばれるマジック(と言っていいのかな)の一種で、スプーン以外にもフォークを曲げるものもある。フォークも「唇にくわえられるもの」なんだろうけど。

D

 昔、呉智英も「なんでスプーンなのか?」というテーマで、民俗学の文献にあるひしゃくには霊的な力があるという話との関係を論じていたけど(なお呉智英オカルト否定派である)、あっちの方が面白かったなあ。

 ついでに指摘しておくと、「断種」よりは去勢の方が適切なのでは。

 それから、『奇人怪人偏愛記』には関口淳が『週刊朝日』1974年5月24日号で不正行為を暴かれたことについて、

スプーンを畳に押しつけて曲げているところスクープされて(原文ママ

としているが(P.208)、関口淳はスタジオの床にスプーンを押し付けたのを見つかったのである。当時『週刊朝日』の副編集長だった稲垣武によれば、関口少年は実験の時にペンキで白く塗られたスプーンを使用したのだが、実験の後で調べてみると、床には何かを押し付けたような白いペンキの跡が残されていて関口少年が不正をしたことは明らかだったという。…畳じゃ柔らかくてスプーンを押し付けても曲がらないんじゃないかなあ。なお、この時、関口淳は針金も曲げている。


 ふと思い出したが、唐沢俊一宇宙戦艦ヤマトのデザインが女性的であると書いていたことがある。…精神分析もやめておいた方がいいのでは。


D

作詞・松本隆、作曲・筒美京平だったのか。


※一部追記しました。

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藤岡真藤岡真 2009/11/04 07:43 「スプーンは男性器、つまり父権の象徴である。それをひん曲げ、折ってしまうという行為は、関口淳、清田益章、ユリ・ゲラーに共通する、父親との微妙な関係に因を為していることは間違いない」と書けば、へえなるほどとなったかも。口唇期だの羅切、断種、フェラチオだの、拙い知識を総動員して誇示するから、訳分からなく分からなくなるんでしょうね。

yonocoyonoco 2009/11/04 11:44 唐沢さんの如く深読みしてみると、少年の口に性的なニュアンスがあるという自分の考え(かどうかわかりませんが)が殊の外ツボに入ったのかな、と想像してしまいます

男性器⇔父権よりは具体的な行為に力点をおくあたりに、唐沢さんだから○○○(自主規制)て言われんだよと思ったり

ertitertit 2009/11/04 13:17 > それにしても、と、当時から私は首をひねっていた。「なんでスプーンなのか?」

硬くて曲がりそうもないように見えて、実は結構簡単に曲がるからでは。
サイズも小さくて、握りやすい広い部分と、曲がりやすい細い部分がありますし。
鉄パイプやフライパンはそうはいきません。大きいし。

O.L.H.O.L.H. 2009/11/04 13:33  「裏モノ日記」は裏亭がmixiに一度アップしたものをホームページ(誤用ですね)の管理者がアップし直しています。
 同じ内容のコピペ文章が「裏モノ日記」の方に2日に渡ってアップされてしまうということは、マイミクも管理者も誰もろくに読んでいないか、わざと誰も突っ込まなかったのか、またはマイミク、管理者ともにアホで、気がついていないのか。

KAGEKAGE 2009/11/04 21:22 しかしほとんど同じ文面を2日続けて書くとは、さすがに突っ込む前に心配にすらなってきましたww


関口淳くんて『仮面ライダーX』にゲスト出演した子ですよね確か。
自分も小さかったからあまりよく覚えてはいないんですがw

それから清田益章くんは昔、ある番組にゲスト出演した時に、超能力者として知られている人を一同に介して東京タワーを曲げようとした事があると言っておりました。(違う建物だったかもしれません、ここうろ覚えです)
ただ、結局曲がらず、それは皆に聞いたら皆それぞれ違う方向に曲がる様に念を送ってたからダメだったとの事です(笑)

「ビートたけしのオールナイトニッポン」に出た時の発言なので、間違いなくネタでしょうがww

毎度脱線して申し訳ありませんが、つい思い出したので書いてしまいました、いつもすみません^^;

個人投資家個人投資家 2009/11/04 21:59 >それにしても、と、当時から私は首をひねっていた。「なんでスプーンなのか?」

ユリ・ゲラーがTVでスプーンを曲げて、それをみんな真似したからだ。

ユリ・ゲラーがスプーンを使ったのは、スプーンどこの家庭にでもある品物で、力を込めれば曲げる事が出来るが、指で擦るだけでは曲がらないから。
ところが、コツをつかめばテコの原理を使って簡単に曲げられるという盲点があるから。
 わたしは安斉先生に教えて貰った。

kensyouhankensyouhan 2009/11/07 07:23 コメントありがとうございます。

>藤岡さん
これはおそらくオチにある「ユリ・ゲラーがフロイトは自分の親戚だと主張している」という話に合わせるためにスプーン曲げを精神学的に分析したのだと思います。無謀でした。

>yonocoさん
口唇期を理解できてませんけどね。

>ertitさん
無理して精神分析する必要ないですね。

>O.L.H.さん
ミスを指摘したら怒られるからみんな黙っているんじゃないでしょうか。うちにも怒りに来ればいいのに。

>KAGEさん
関口淳が『仮面ライダーX』に出演していた話に唐沢はちゃんと触れています。珍しい!

>個人投資家さん
完璧な説明ですね。やっぱり精神分析は必要ないですね。

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