やっぱり、マキノ

比木です

ここのところ、銀座シネパトスでやってるマキノ雅弘特集に通ってます。生涯に260本以上撮ってるだけあって、未見のものがたくさんです。
お奨めは(もう上映終わっちゃいましたが・・・)、「九ちゃん刀を抜いて」。坂本九のミュージカル時代劇で、何もかも面倒くさがる九ちゃんが南田洋子演じる花魁(おいらん)と結ばれる、楽しい楽しいチャンバラ映画です。映画のラストショットがみんなで沢庵を振りながら「バリバリのボーリボリ」と大合唱する痛快さ!しかもニュープリントの上映でした。これは謎でした。綺麗だったからいいんだけど。
あと、マキノの遺作「藤純子引退記念映画 関東緋桜一家」も必見です。最後に高倉健と共に殴り込みを無事終えた藤純子が群がる群衆に対して「お世話になりました」と頭を下げるんですが、その時のカメラ目線!涙なしには見れませんね。同時上映の「日本大侠客」も鶴田浩二が相変わらず素晴らしく、藤純子と将来を約束するところなんか、ほんとにぐっときます。村田英雄主演の「任侠男一匹」も傑作で「男一匹」なんて言いながら子分や仲間に助けられまくっているんだけど、最後の殴り込みで掛かる村田英雄の熱唱がすごいんです!マドンナが桜町弘子で、加藤泰の「車夫遊侠伝」のあの人です。
機会があれば是非是非見てみてください。

写真は、マキノのお父さんで日本映画の父・牧野省三です。京都の等持院というところに(かつて撮影所があったのです)立派な銅像が立ってるのです。比木は以前京都に住んでいた頃、等持院から徒歩1分のボロアパートに住んでいたのでした。

ということで、また

にいや趣味の写真、その9

一週間のご無沙汰です。
またもやってまいりました、どうでも良い写真シリーズ。
なな、なんと、今回は禁断の園、にいやのアパートの台所をお見せしましょう。
と言っても、全景をお見せすると呆れられるので、部分だけで。
まずはこれ。

水道の蛇口です。
はめ込んであるのは洗濯機のホースをつなぐ部品ですね。
洗濯してる時、ホースの角度によってはここから水が噴き出したりして困ります。さて、お次ぎ。

蛇口の下、流しの洗い物ですね。
お玉とスプーン。スプーンが僅かに色づいてるのはブルーベリージャムを掬った後だからです。美しいです。

食器はこうやって乾かしてます。乾燥機なんかありませんから。
これも一つのオブジェ、ご家庭アートですね。

インスタントコーヒーの蓋。美しい……。
実は最近インスタントコーヒーにハマっています。
ネットをうろうろしてたら、インスタントコーヒーの美味しい入れ方を発見したのです。
本当はミネラルウォーターの方が良いんですけど、水道水でも構いません。まず、ヤカンにお湯を沸かします。沸騰寸前で火を止めます。
カップにコーヒー粉を入れて、少量のお湯で練ります。
それからお湯(90度くらい)を注ぐだけ。
なんと、これが美味しいのよ。毎日コーヒー粉を練ってから飲んでます。お試しあれ。

最後はやはり自転車で。
うちのアパートの前に放置されてる自転車の錆だらけの部分アップです。美しい……。
家賃三万一千五百円の安アパートですが、美にかこまれていますね。
幸せです。
と言う事で、おまけの動画。

第279回大阪吹奏族 特別企画「電車でZOO!」 平成19年8月26日 阪堺電車貸切車内にて……だそうです。
どうやら、色んな場所で吹奏楽をやって回ると言うライブイベントらしいです。