愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

第32回全日本トライアスロン皆生大会

まず結果から。
バイクで2分タイムオーバーでDNFとなりました。
応援いただきながら、ごめんなさい。


岡山道の一部通行止めの情報のため、前日は早朝出発し現地入りする。
結局バイクコースはバイクカーニバルの日、雨でショートカットになった上、落車してコース一部40kmしか走ってないため、前日のコース下見バスツアーに参加した。
隣に乗車した静岡県の消防士Aさんと意気投合。トライアスロン歴26年と言われるので不思議に思いいったい何歳かお聞きするとなんと56歳!30台に間違われることもあるとのこと。トライアスロンアンチエイジングになるんですかね。
別のバスに乗っていた三重に転勤となった黒プリさんとも再会。
しかし改めて皆生のバイクコースの厳しさを思い知らされる。
Aさんと健闘を称えあい、別れる。


宿泊先のホテルにチェックイン。
NoLimitsの2316さんから紹介してもらった女性限定優遇ホテルは、格安の上、部屋もきれいで受け付けも感じよかった。
やはりこの季節、車中泊にしなくてよかった。


ホテルは駅前で開会式会場の米子コンベンションセンターに近く、歩いていく。
格安スポーツグッズで選手の皆さんサイフの紐がゆるんでいた。
WAVE、NoLimitsメンバーと合流。
競技説明の後、スイムコースは現在4mの高波が発生、スイム中止も検討とのこと。
距離は短くなったとしても、それはないだろうと思った。
会場を後にし、夕食を会場近くのイオンで調達。店は選手で賑わい、レジはトライアスリートの長蛇の列。
私もそのひとりだ。
NoLimitsのKENさんも買い物をしていて、
「ゴールで待ってるからね!」と言ってくれる。
「うん。遅いけど絶対ゴールするから。着いたらハグよ。」と話す。
寝不足で現地入りしたので、ホテルに帰って早めに就寝。
スイム・バイク・ラン袋はあらかじめ分けて持ってきてるので、支給バックに移し変えるだけ。目覚めて準備することにする。
3時半に起床し、コースを見直したり、制限時間を確認したり、日焼けしないようUVメイクを念入りにしていると、結構な時間が過ぎてしまった。
スタート地点までは距離があるのでバイクと荷物を車に積んで移動する。


選手駐車場に車を止め、受付会場に歩いて行っていると、NoLimitsメンバーに会い、デュアスロンに変更になったことを聞く。
またおちょくっとるなと思ったが、本当みたい。がっくし。
確かに、サーフィンが出来そうな高波。飲まれそうです。前日行方不明者も出たとやら。


皆生はバイク、荷物を預けてから受付なので、バイクをバイクラックに掛けに行き、いちおうギアチェックをしようとすると、後輪が回らない。ブレーキシューがホイールに当たっていた。
前日に軽く乗ってチェックしていたし、店長に入念にメンテしてもらっていたから、車に積んだ際に動いてしまったのか。
とにかく、ラックに掛ける前にメンテナンスを受けるよう、大会関係者から指示をもらった。バイクメンテで調整してもらいバイクをラックに掛けていると、受付終了の放送が。
急いで行き事情を説明するが、マーシャルから恐い顔で事前説明のとおり競技出場停止との一点張り。しばらく問答が続き、では特別に3分間のペナルティーを条件にと許しが出る。この流れなんだろうな。
まあ、会場到着時間にもっと余裕を持ってたらよかったことだし、受付時間が頭から飛んでいた私が悪い。異常に気付かないままラックに掛けてたら最悪だしよかった。
ああ、でももしかしてあの檻みたいなペナルティーボックスに入れられるんか、やだなあー。
しかしその後、ペナルティー云々なんて関係ないことになるのも想像もせず・・。


スイムがファーストラン8.3kmに変更となり、スタート時間は40分遅れとなる。
その時間メンバーと談笑、応援に駆けつけてくれた店長、ぶ〜くんらと合流。


スタートの号砲鳴る。ランをしばらくしてなかったので、脚は軽かった。心拍160台で行く。44分でゴール。
リレー出場のNoLimits Yukiyさんと折り返しでハイタッチしたとき、様子がいつもと違って心配だったが、途中倒れていた。
トランディションで応援のリーダーYOUさんらが見えたのでそのことを伝え、NoLimitsメンバーが心配そうに向かって行った。
後で聞いたが、バイクのスコット君もランの2316さんも記録がもらえずとも今後NoLimisが選考に漏れたりすることのないようと、りっぱな走りをしたみたい。アクシデントさえなければほんと入賞でしたね。Yukiyさんの無事も聞いて安心しました。


バイクスタート。スイカにかぶりついて、出発。
クリートがなかなかはまらず、ダサー。
メンバーの力強い応援に答え、「行ってきま〜す!」


しかし日野川沿いは向かい風で貴重な平地期間でもスピードが出ない。
8km地点で、ボトルを落とし、チェーンも落とし、ボトルを取りに行ってチェーンを直して出発。なにしとんじゃろ〜。


10km地点の南部かけあいASではボトル2本のうちほとんど中身が減ってなかったのだが、混んでなかったので水入りボトルをもらう。しかしこれは重くしただけだと思い冷却水としてすぐ使い、ポイ捨て指定場所に投げる。


20km地点での南部かけあいASではボトル1本カラになったので1本もらう。


白仙しょうぶASはいよいよ大山山岳道路に入る手前であり、このあと20kmエイドがないためボトルは3本、しかも中身を一杯にしたものをもらうことと皆生レディーである東雲爆走隊のトミーさんから注意を受けていたのでそうする。


とにかく、どのエイドでも1本は熱中症対策で冷却用の水をもらいかけながら行く。


実は今回チェーン落ちを17回起こした。その原因は初歩的な変速ミス。決戦ホイールC35は軽く、リアがトップに入っていてもそうではないと勘違いして登りの前にフロントをインナーに変えることを何度もやってしまった。そのたびに降車して直した。大山のコースはリスタートするのが大変な場合も多かった。
しまいには落ち癖がついたのか気をつけてギアチェンジしても落ちるようになった。
ホイールを借りて事前に80km練習した時はなんともなかったのに。
ホイールを返す前に今日走ってみたが、チェーン落ちなど一度も起こさなかった。
やはり大山道で、早めのギヤチェンジを心がけなかった私の技術不足だ。
直しに1分かかったとして17分のロス。この間走って進むことを考えればこれ以上のロス。
でも、このホイールだから登りを楽に登れたと考えれば、差し引きゼロだろうか。
とにかく、直前にいいホイールを借りてバチがあたったんだろうかとも考えた。
せっかくの店長の好意をやっぱり豚に真珠、猫に小判にしてしまったのかとも考えた。


大山の山岳でAveは20台にまで落ちた。まずいことは分かっていた。
しかし下りはこけないよう無理はしないつもりでいた。


往路のラピスパで、メンバーの激励。すでに12:30。まずい。
店長のしっかり補給しとけとのアドバイスに、おにぎりと、スイカに塩をかけて食べる。


80km地点のむきばんだの急坂を上り、皆生名物ジェットコースターの始まり。


折り返しの中山温泉ASのタイムリミットは、13:30。しかし13時までには出発しないと完走は無理とトミーさんからアドバイスを受けていた。13:10の到着。


次の関門は復路のラピスタ。14:28通過。
まさしさんが待っていてくれた。
うれしかった。涙が出そうだった。
エイドパス。


もうこうなると、一人旅だ。
すでに完走を諦めた選手が何人か道端にバイクを止め、「がんばってね〜。」と手を振る。


信号機で止められることにあせってもしかたない。


あんなに往路はボランティアの応援が賑やかだったのに、その熱気が今はない。ランパートに盛り上がりは移っているのだろう。
孤独だ。
この光景は、遅いものにしか分からない。
でも、私は諦めない。



最終走者に着く車がすぐうしろに。
「Kさん(ハニーの俗称)、あと○分よ。急げ!」
何人かパスすると車はその人のうしろへ。
なんだか落ちこぼれの気分。
実際、この皆生でそうだ。
でも、やれる!持ち返せる!


ゴール2km手前。FREXたかしさんの声援。
「死ぬ気で行け〜!」


店長他メンバーの顔が見え、必死でゴール。
間に合った。と信じたが、ダメだった。電光掲示板では34秒オーバーの時間だったが、約2分のタイムオーバーとのこと。


ほぼ同時間に私を含め3人の女性がゴールして足切りとなった。
その中で北海道から来た人もいて、3人で大会スタッフに訴えた。
「ファーストランに変更で40分スタート時間を遅くしたのはきつかった、せめて20分遅れ、いや30分遅れにしてくれてたら・・・。」
スタッフから「まあ、よく考えて御覧なさい。これで42kmこれからランしなくて済んだんだから。」と言われ、
「それをやりに来たんですからそんなこと言ってほしくない!」と、私は悪態をついてしまった。



今回、ファーストランで突っ込みすぎたのではと言ってくれた人もいるが、そうではない。
疲労を引きずることなくいい感じでいけたと思う。
2分という時間を考えれば、エイドに寄り過ぎたかな。
もともと走りに余裕がないくせに、いっちょまえのトライアスリート気分で満喫とまではいかないが十分し過ぎたと思う。
現にBentoBoxにはほぼ用意した補給が残っていた。
補給による熱中症対策はむしろ、ランパートに入ってからでよかった。私の場合は。
じりじり暑い首と背中にボランティアの人に冷水をかけてもらったり、自分でボトルでかけながら行ったのはよかった。



結局、今回皆生のバイクコースを体験しただけだった。
灼熱のランを体験したかった。
ランにまで行けていたら、完走できていたのになんて、思い上がった気持ちも沸いて来る。
だけど全体的な実力不足は紛れもない事実。



昨日はへこんで、頑張っている他のメンバーの応援すらできない精神状態だった。
スタート会場の選手駐車場においた車のキーは、フィニッシュ地点の東山競技場に行った着替えの荷物の中にあるので車を動かせず、身も心もボロボロのまま、バイクに跨り、東山の会場まで行き、鍵だけとり出させてもらい車のとこまで帰りホテルにもどりこもった。
荷物は返却時間の今日の早朝に取りに行こうと思ったが、アンクルバンドは昨日にうちに絶対に大会本部まで返さないといけないと言われ、競技終了もせまるころ、会場に向かった。
傷心でもいっちょまえにお腹はすき、「鉄人ラーメン選手無料」の文字が目に入り腕のリストバンドを見せて一杯戴く。イスに座って食べていたら、
「ハニーさんじゃないですか!」
と松江に嫁いだ新妻きんたくんに声を掛けられる。皆生常連の(今回の大会のポスターモデルでもある)だんなさんにも初対面。
すいません、思わず傷心のハニーはイケメンのみんちゃんにハグしちゃいました。
きんたくんとは会った回数少ないものの魂の通じ合う仲で(店長にはきんたくんはいい子だからハニーさんには紹介したくないと言われたけど・・どういう意味?)長話になりました。
見知らぬ土地で新しい仕事初めてほんとに頑張ってるね!
やさしいだんなさんとおしゅうとめさんで安心しました。
きんちゃんに会えただけでも皆生に来てよかったよ!


それから、ゴール地点に行って、まだいるWAVEメンバーと合流。
みんなナイスファイトおめでとう!
やっぱりメンバーの顔みれてよかった。
タケ様より、
「また宿題残してからに。」
と言われる。
あとで聞いたけど、T-BORN弟、すごく心配してくれてたんだってね。
パン屋旦那さんも私をみて内心もうだめだろうと思っただろうに「ハニーさん大丈夫だ、いい感じで脚が回ってるよ。」と言ってくれたのうれしかった。
hisaさん、スイムなくなって残念だったけど、「みんな応援しとんで、がんばれよ!」と走り寄って応援してくれてサンキュー。またアフォパで仕切り直しするからよろしく。トライアスリートにオフシーズンはないからな。
店長にはほんとに申し訳ない。同伴ゴールたのんどったのにな。



ほんとはブログは休止するつもりでいた。
でも、ブログ待ってると言ってくれる人がいて、こんな負け戦でも綴りました。自分の頭も整理したいし。
ボランティアのひとからも「おっ、キューピーハニーだ!」と声掛けられてびっくりした。首に氷の首飾り巻いてくれてありがとう!


フィニッシャータオルかけた選手がまぶしかった。
ゴールテープ切りたかった。
放送で読み上げられたかった。
来年は絶対主役になるんだ。ハニー劇場の。