さいとうたかを

ゴルゴ13 SPECIAL EDITION 出生の秘密 THE FIRST VOLUM (SPコミックス)作者:さいとう たかをリイド社Amazon ゴルゴの出生ネタは、例外無く傑作揃いなので、 本当に安心して読める一冊。 あれだけの人物。 並大抵の出生でそれが造形されるなんて、到底あり得ないので、 もの凄い着想や設定を生み出さなければいけないという道理なので、 それも当然の帰結と言えよう。 本書に収録されているのは、下記の４作。 【第59話／日本人・東研作】 【第100話／芹沢家殺人事件】 【第168話／毛沢東の遺言】 【第270話／禿鷲伝説】 いやあ、もうあれこれと語る必要などあるまい。 …

たかをちゃんを偲んで さいとう・たかをさん。あなたの突然の訃報を聞いたのは、昨年の9月24日でしたから、もう早くも1年になります。 1年たった今になっても、まさか私があんなにお元気だったさいとうさんを見送ることになろうとは思ってもみませんでした。 あなたは私より少し年上でしたけど、ふだんは親しみを込めて「たかをちゃん」と呼ばせてもらっていました。 代表作「ゴルゴ13」とも重なり、この遺影はとてもニコニコしていますけれども、ふだんはちょっとこわもてで、気難しそうな印象の人だから、そのサングラス越しにギョロッとにらみつけられるとたいていの人は足がすくんだんじゃないかと思います。 でもね、あなたは見…

★「超人バロム・１ 対決！ドルゲ魔人」の面白情報箱② ★「怪人バロム・１」の原作者はだれ？ 「怪人バロム・１」の原作者は、「ゴルゴ１３」、「無用ノ介」、「影狩り」などを発表した「さいとう たかを」だ。本名は齊藤 隆夫（さいとう たかお）。１９３６年和歌山市生まれ。 母親が理髪店を営みながら女手一つで子供5人を育てていた。さいとうは、中学を卒業した後、実家の理髪店で働きながら、漫画を描き始めた。当時、手塚治虫の「新宝島」を見て衝撃を受け、本格的に漫画に取り組みだした。仕事の合間に書き上げた漫画「空気男爵」を貸本出版社日の丸文庫に持ち込み、デビューしたのち、貸本漫画家として貸本漫画時代に劇画の分野…

★「超人バロム・１ 対決！ドルゲ魔人」の面白情報箱① ＜ストーリー＞ 宇宙では、戦い続ける２つのグループがあった。平和と正義を象徴する「コプー」と悪と呪いを象徴する「ドルゲ」。両社の争いは、地球にも及んできた。 地球にやってきたドルゲは、地底深くにドルゲ洞を作り、地球を悪の世界にするために活動を始めた。ドルゲは、人間に悪のエージェントとして超能力を与え人類撲滅計画を始める。さらに、古代生物の化石を蘇らせ、動物や人間などを怪物に変身させることが可能だ。 コプーもドルゲを追って地球にやってきたが、寿命を迎えようとしていた。 あるとき、ドルゲとたたかう少年、白鳥健太郎と木戸猛に出会った。コプーは、二…

★「超人バロム・１ 対決！ドルゲ魔人」（とびだすえほん）Ｐ.７、８の映像と本文 ＜本文＞ 「た、たすけて くれーっ。」 アントマンたちが、ひめいを あげた。バロム・１を おいつめたものの、ぎゃくに やられて しまったのだ。 そのとき、ゲルゲルゲと サソリルゲが、モーターボートで かけつけた。 「バロム・１、かくごしろ！」 サソリルゲが、猛毒 さそりを、バロム・１に なげた。 「わあーっ。」 さそりは バロム・１にはあたらず、なかまの アントマンに かかって しまった。 「うぬ、こしゃくな まねを しおって！」 サソリルゲは、バロム・１に おそいかかった。 “ボカッ！”しゅんかん、バロム・１の …

★「超人バロム・１ 対決！ドルゲ魔人」（とびだすえほん）Ｐ.５、６の映像と本文 ＜本文＞ バシャ バシャーン。 海の 中で、すさまじく タコゲルゲと たたかう バロム・１。 タコグルゲは、ぶきみな 八本足で、バロム・１を ぐいぐい しめつけた。 「ううっ！」 バロム・１は、さいごの 力を ふりしぼり、タコゲルゲの 足を ふりきった。 “ザッブーン”その はずみで、タコゲルゲは 海の 中に たおれ、バロム・１に おさえこまれた。 「バロム・パンチ！」 「うーん・・・。」 バロム・１の 一発で タコゲルゲは海へ しずんで いった。 井上 智＜画＞ ★「超人バロム・１ 対決！ドルゲ魔人」（とびだすえ…

★「超人バロム・１ 対決！ドルゲ魔人」（とびだすえほん）Ｐ.３、４の映像と本文 ＜本文＞ 「うっ な、なんだ。この 地ひびきは！」 とつぜん、ぶきみな 音を たてて、大地が ゆれた。バロム１は、 マッハロッドを とめた。 「グラルーッ グラルーッ うわっはは・・・。大地よ、もっと ゆれろ！ バロム・１を 地に ほうむりこむんだ！」 地しん魔人 モグラゲルが さけぶ。そして、オコゼルゲが手の ひれを ブルブル ブルンと ふって、バロム・１に おそいかかって きた。 「とおーっ。」 すばやくマッハロッドからバロム・１は、宙に ジャンプした。 「バロム・１の キックが、オコゼルゲ、モグラルゲの わき…