年末に、Amazonで注文した『Que passe la justice du roi--Vie, procès et supplice du chevalier de la Barre』(Max Gallo, 2011, André Versaille éditeur)が届いたので、読むともなしにパラパラとページをめくっている。タイトルは訳しにくいのだが、意訳すれば『何が国王の正義として通用したかーード・ラ・バール騎士の生涯、裁判、拷問』となるだろうか。18世紀にフランスで起きたキリスト教涜聖事件の詳細を追った作品だ。 著者のマックス・ガロは1932年生まれのフランスの歴史学者でアカデミー・…