1898年、英国のウィリアム・ラムゼー(William Ramsay)とモーリス・トラバーズ(Morris Travers)によって発見された。
液化空気を分留しアルゴン(Ar)を抽出後、残る液体に隠れた新元素を発見した。このことからギリシア語の「隠されたもの(kryptos)」を元に命名された。
1960年〜1983年の間、長さの単位「メートル(m)」の基準*1として用いられた。現在は「光が真空中を1/299792458秒間に伝わる行程の長さ」に変更されている。
また、不活性ガスであることから、白熱電球のフィラメントの昇華を抑える目的で白熱電球(クリプトン電球)の球内に封入して使用される。
*1:「クリプトン86原子の準位3p10と5d5との間での遷移に対応する光波の真空中における波長の1650763.73倍に等しい長さ」を1メートルとする
惑星クリプトンが爆発し、一人ロケットで地球に脱出させられた赤ん坊カル・エルは地球人の父母によって地球人クラーク・ケントとして育てられた。
クリプトン人は太陽のもとではスーパーパワーを発揮し、クラークはスーパーマンとして地球を守るために活動する。