ジェイン・オースティンが好きです。彼女の長編処女作にして死後に出版された『ノーサンガー・アビー』には下記のような文章があり、笑ってしまいます。約200年前の女性が書いたとは思えない。今の女の子みたいです。 ふたりはポンプ・ルームを歩きながら楽しいおしゃべりをしたが、もちろん話題は、若い女性をあっという間に仲良しにしてしまう話題、すなわちドレス、舞踏会、恋のたわむれ、そして奇人変人の噂などだった。(中野康司訳『ノーサンガー・アビー』より) ジェイン・オースティンファンなので、カレン・ジョイ・ファウラー著『ジェイン・オースティンの読書会』が発売されたときもすぐ買いました。それを原作として脚本を書き…