ハーバード大臨床心理学者から始まり、東洋密教半信者、幻覚剤常習者、脱走者、囚人、俳優作家ソフトウェアデザイナーサイバネティックスの提唱者などの肩書きを持つ。反体制、意識、思想の自由を説き、60年代サイケカルチャーのイコンとして支持を得る。 著書に死をデザインする チベットの死者の書―サイケデリック・バージョンなど。 DVDにティモシー・リアリー [DVD]
ようこそ、みなさん。 はじめに Twitterより 最後に はじめに みなさんは「チョギャム・トゥルンパ」という人をご存知でしょうか? 私は、先日まで「まぁ〜ったく」知りませんでした(笑) 知ることになったキッカケはTwitterでした。 ※ 「アルゴリズムに任せてみる」ってのも、いいかもですね。 チョギャム トゥルンパ(1939年2月 - 1987年4月4日)は、チベット仏教の行者で学者、かつ師、詩人、芸術家。チベット仏教行者や学者たちからは、チベット仏教の偉大な師であり、ヴァジュラダーツ(英語版)と ナーローパ・ユニバーシティ(英語版)、 シャンバラ・トレーニング・メソッド(英語版)を設立…
トランスヒューマニズム:MKウルトラからGoogleへ グーグルは「邪悪になるな」と公言しているにもかかわらず、アメリカ帝国主義の壮大な野望と疑わしいほどに一致している。そのエグゼクティブチェアマンであるエリック・シュミットは、2008年、2010年、2011年、2013年の悪名高いビルダーバーグ会議に出席しており、また、三極委員会のメンバーにも名を連ねている。 しかし、はるかに厄介なのは、神に例えられる超意識的なコンピューターの下で新世界秩序を作り出すという全体主義的な野心のように見えるものへのGoogleの参加です。 サイエンスフィクションのように聞こえるかもしれませんが、Googleの幹…
B-SELSに行ってきた。 近鉄奈良駅のすぐ近くにある、ビートルズ専門のアナログ・レコード専門店である。 (HP:B-SELS ビーセルズ ) 行く度に思うのだが、本当にスゴイ品揃えだ。 UK盤、US盤、日本盤はもちろんのこと、欧州、南米、アフリカ、東南アジアなどの様々な各国盤も並んでいるので、見ているだけでも気分が上がる。 しかも、行く度に前回は無かった盤が新たに並んでいるので、何度行っても飽きることは無い。 何より一番素晴らしいのは、大きなスピーカーで視聴した上で買うことが出来ることだ。 ご店主とあれこれ話をしながら一緒に聴くのも楽しい時間だ。 ということで「レコード評議会」は、今回から4…
今回の「レコード評議会」もザ・フーのシングル盤。 いつの間にか、ザ・フーのシングル盤シリーズとなっているが、今しばらくお付き合いいただければ幸い。 The Who The Seeker UK盤(1970年) Track Record 604036 SideA:604036 A//2 1 1 0 SideB:604036 B//1 1 1 13 A. The Seeker B. Here For More シングルでのみリリースの「シーカー」。 後にベスト盤「Meaty Beaty Big and Bouncy」に収録されるが、オリジナル・アルバムには未収録。 印象的なリフを土台にしたミドルテン…
アフリカで発見された人類の祖先の女性の名はルーシーという。 なぜかと言うと、彼女を発見した時に調査団がビートルズの「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンド」を歌っていたからだそうだ。 この曲の歌詞は「ルーシーがダイアモンドと空にいる」というぶっ飛んだものだったのと、英語でのタイトルが「Lucy in the Sky with Diamonds」となり頭文字をとるとLSDになるため、ドラッグのLSDについての曲なのではないかと作詞をしたジョンは疑われた。 LSDとは強力な幻覚剤である。 残念ながら自分は経験したことがないが(ま〜、してても困るが)、なんでも場合によっては天国にいるかのよ…
傑作2nd" Days of Future Passed "に続く3作目のスタジオ・アルバム R&B、R&R、ポップスからスタートしたムーディー・ブルースだが、クラシカルな要素、先鋭性、 伝統音楽からの影響を如実に表現し、プログレのメッカであったイギリスでも独特のポジションを確立 したといえる作品で、男の不気味なモノローグ、嗤い声が入る" 出発 "からスピーディーな" ライド・マイ シーソー "に移るところはかっこいい フルートやシタールが入るナンバーは幻想性を醸し出し、シングルからトータルなアルバム時代に 貢献した作品でもある プログレッシブなのに優しく温かい彼らの世界は" 童夢 " " セ…
クロバット ・見たものとか 数日間twitterを見ないようにしていた。インターネットの嫌なところを見すぎて精神的にかなりやられてしまい、これ以上不特定多数の不穏を目にするのは危険だと判断した。こういうのってアレルギーみたいなもので、アレルゲンが蓄積してある日突然発症するんだと思う。インターネットの毒を摂取しすぎたのだ。特におすすめタブ、あれはダメだね。フォローしているユーザーの数時間前のツイートを見れるのはありがたいが知らんユーザーのチクチクがあまりに多すぎる。育児、障害、政治、有名人の死、そういうものに関するマイナスの意見が流れてきすぎ。もっとパピ4とかアルマニとか伝説の嘔吐バトルとかそう…
レイ・コニフ ベルト・ケンプフェルト アニタ・カー、サンドパイパーズ エキゾティカ、スペース・エイジ・バチェラー・パッド・ミュージック 101ストリングス ミスティック・ムード・オーケストラ J・G・バラード サブリミナル 「ビューティフル・ミュージック」 スペース・ミュージック、ニューエイジ音楽 アンビエント・ミュージック ディーヴォ、モーガン・フィッシャー エレベーター・ミュージック―BGMの歴史 作者:ジョゼフ ランザ 白水社 Amazon 前回からの続き。 レイ・コニフ マサチューセッツ州アットルボロに生まれ、父親のピアノ演奏をいつも気まずい思いで聴いていたコニフは、自分でトロンボーン…
『ショッカー』(1989年・アメリカ) ***** 原題:Shocker 監督:ウェス・クレイヴン 出演:ピーター・バーグ ミッチ・ピレッジ マイケル・マーフィー カミ・クーパー リチャード・ブルックス サム・スカーバー テッド・ライミ ジョン・テッシュ ヘザー・ランゲンカンプ ジェシカ・クレイヴン ジョナサン・クレイヴン ウェス・クレイヴン ブレント・スパイナー ティモシー・リアリー 上映時間:1時間50分 【あらすじ】 ジョナサンは養母と妹、弟が殺された夜、犯人の姿を夢で予知した。それを聞いた養父のパーカー警部は半信半疑ながら、犯人だというTV修理屋ピンカーの家に向かうが、ピンカーは警官を…
【最近読んだ本】 奥泉光『葦と百合』(集英社文庫、1999年、単行本1991年)B+ 現代文学の第一線で活躍し続けている奥泉光の、長編小説としては第一作に当たる。前半はミステリの外見を持ち、後半ではメタフィクション的な手法を用いて虚実を曖昧にし、虚構世界における事実のあり方を探っていく――という、『バナールな現象』『モーダルな事象』『「吾輩は猫である」殺人事件』『プラトン学園』『グランド・ミステリー』そのほか諸作品で定番として展開された仕掛けが既にみられる。 物語の中心にあるのは、かつて新潟の山奥で、理想社会を目指す実験として作られた小規模なコミューン「葦の会」。大学生の一時期そこに恋人と参加…
「ロシア宇宙主義」「アフロフューチャリズム」「サイバースペース論」という三部構成で、近代や資本主義を脱しようとしたユートピア思想を概観していく。 SFマガジンでの連載をまとめたもの。 木澤佐登志の著作は以前から多少気になってはいたものの、自分の興味関心の中ではそれほど大きくなかったことと、何となく取り扱っている内容のあやしさを警戒して*1手を出していなかった。 今回、宇宙主義が取り上げられているということで、読んでみることにした。 とはいえ、もう少し宇宙主義以外の文脈もある。 読むまでの経緯とか 手に取ったきっかけ ロシア宇宙主義に以前から興味があったというのは、桑野隆『20世紀ロシア思想史 …
主人公の二人がとてもよい。人気テレビシリーズで一世を風靡した俳優だけど、今は落ち目で将来への不安にウジウジと悩む、とても人間くさいリック。リックのスタントをやっているクリフは対照的に何も持っていないが超然としていて、過去に妻殺しの噂もあって終始よい人のようでもあるが不穏な雰囲気を纏う。 その二人が起こすドタバタ劇が、特にこれ、というポイントはないながらおもしろかった。 以下、ネタバレあり。 史実(シャロン・テート殺害事件)をもとにしながら違う結末になるというのはイングロリアス・バスターズと同じ。 ただ、今回は裏の意味を勝手に想像してしまった。タランティーノはユマ・サーマンからいろいろと告発され…
( 2023/7/12) 『辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」 裏道マップ』 辛酸なめ子、寺井広樹 マキノ出版 2018/2/17 <まえがき> <誰もがあの世から来て、あの世に帰っていく> ・いま、この世に生きている人は、何か刺激的な体験がしたくてこの世に自発的にやってきたのだと思います。あの世と比べると、不便でわずらわしいことが多い世の中ですが、それでも楽しんで生きている様子を、あの世から見ている人にアピールしていきましょう。そして、またあの世に帰ったときには、この世の積もる話や試練を乗り越えた武勇伝を語りたいのです。 その前に、あの世を体験した人の話をいっしょに楽しんでいただけたら…
【Natural News】2023年6月22日 ニュース編集部https://www.naturalnews.com/2023-06-22-proof-emerges-us-govt-training-children-terrorists.html 「ユナボマー」テッド・カジンスキーの「自殺」を受けて、スーザン・デュクロが6月24日(土曜日)にデイリー・メール紙から私に電子メールで送ってきた爆弾記事は、16歳という若さで当時ハーバード大学の数学の天才であったテッド・カジンスキーが自殺したことを報じた。 そのDMの記事と、私たちがこの話で行こうとしているところと完璧に結びついている、当時ハー…
本書がメタバースの語源だといっても(本書ではメタヴァース)、ニューロマンサー(1984年)とかHabitat(Wikipediaによれば1985年開発、1990年から日本でサービス開始)とかより後で書かれた作品だろうし、元ネタはそれらの方なのでは?と思っていたので「なんぼのもんじゃい」という気分で読んだ(笑) 読んでみると、ニューロマンサーに比べてヴァーチャル空間、メタヴァースの描写がリアルで(システムや課金によるアバターの優劣とか、さまざまな制約など)、今世の中でイメージされるものにかなり近くて感心する。これが1992年という思ったよりも昔に書かれていたことも意外だった。 著者がハッカーでも…