デュレーション

社会

デュレーション

でゅれーしょん

債券キャッシュ・フロー、あるいは債券にリンクしたあらゆるキャッシュ・フロー*1で加重平均した残存年数

デュレーション - Wikipedia

一般的には投資額の平均回収期間と解される。割引債のデュレーションは満期償還日までの残存年数に等しい。

債券の価格は金利が上昇すれば下落する。しかし債券保有者は利配収入を、より高い金利で再投資することができるため、金利上昇による影響は一部相殺される。再投資も加味して計算した投資回収期間がデュレーションである。投資期間をデュレーションと一致させることで投資に対する金利変動の影響を回避することができる。これをイミュナイゼイションという。

債券価格を計算する式の微分となるため、金利変動に対する価格の感応度を示す指標としても利用される。そのため、株式価格の金利感応度を「株のデュレーション」と呼ぶこともある。

債券価格の二階微分はコンベクシティとよぶ。金利が上昇すれば通常の債券ではデュレーションが短くなっていくが、金利変動に対するデュレーションの感応度がコンベクシティである。金利上昇局面では短期債ほど有利であるため、正のコンベクシティは金利上昇に対する債券価格のクッションと考えられる。いわゆるモーゲージ債券(MBS)は負のコンベクシティ(ネガティブ・コンベクシティ)を持つため、金利上昇の影響は通常の債券よりも大きくなる。

ちなみに三階微分はディスパーションとよぶ。

*1:正確には各キャッシュフローの割引現在価値