先週の株式市場は横ばいでした。日米の金融政策決定会合が開かれ、いずれも金融政策の変更はありませんでした。日銀は長期国債の買入額の減額幅を縮小し足元の長期金利上昇への配慮を示しました。 FRBは25年・26年の実質GDP見通しを下方修正し失業率見通しは4.5%に引き上げたものの、ドットチャートでは年内利下げなしを示すメンバーが半数を占め様子見姿勢を強めました。 CMEのFF先物での年内利下げ回数予想は9月・12月の2回と現時点で変化ありません。 7月の関税発効期限が迫る中、株式市場は中東情勢を注視しつつもリスクニュートラルに戻りつつあるように見えます。一方米国長期金利は高止まりしスティープ化して…