Howard Shore(1946-)
幅広いレパートリーを持つ映画音楽作曲家。バークレー音楽院卒。
『サタデー・ナイト・ライブ』の音楽監督からキャリアをスタートさせる。
デヴィッド・クローネンバーグ、マーティン・スコセッシらと組んだ作品が有名。クローネンバーグ作品の実験的で陰鬱な楽曲からコメディまで、幅広いレパートリーをこなす。
映画音楽ファンの間では、地味でも堅実な仕事をする、しかし敷居の高い作曲家との評判もあったが、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで受け持った一連の作品群でキャッチーなメロディを多く付けて驚かせ、これが新たな代表作となる。しかし同シリーズで組んで蜜月かと思われたピーター・ジャクソンと組んだ『キング・コング』で、公開間際に降板という苦い経験もする。同作では終盤にオーケストラの指揮者役としても出演していた。