我が日本のソフトパワーは漫画とアニメにひとえに依存しているようです。 ジェンダーの差異として注目されるのが、か弱い女の子を保護する系(「盾の勇者様」)と無性格な女子に惹かれる(綾波レイ)的なキャラクター設定の根強さ。 その根源に何があるかは、自分には理解できていないのではあるが、「ピュグマリオン」とネーミングして外れてはいないと確信した。 かの偉大な喜劇作家バーナード・ショーによっても現代風に同じタイトルで演劇となった。あるいはフロイトの深い論評で知られる「グラディーバ」(ヴィルヘルム・イェンゼン作)もそうした流れに位置している。 また、戦前のドイツ映画の古典『メトロポリス』や世捨て人の孤高の…