任天堂が発売したファミリーコンピュータ用の周辺機器。1984年6月21日発売。任天堂、ハドソン、シャープによる3社共同開発。
ファミコン用の簡易プログラミング環境。言語はBASICを基本とし、ファミコンに装着するROMカセットとキーボードから成る。
オリジナルゲームが作成でき、メッセージボード・計算機・占い・音楽演奏といった機能も用意されている。カセットには単三乾電池二本を使ったバックアップ機能もあり、作成したプログラムを保存できたが、搭載メモリが2キロバイトと少なかった。
キーボードにはマイク・イヤホン端子があり、ここにモノラルテープレコーダーを接続することで、プログラムデータをカセットテープに記録できた。一般のテープレコーダーも使用できたが、任天堂から「専用データレコーダ」も発売された。
1985年2月21日には、「ファミリーベーシックV3」が発売された。カセット単体でキーボードは付属しないが、カセットの搭載メモリが4キロバイトに倍増し、プログラミングに関する機能が強化されている。