Hatena Blog Tags

ブレーキ弁

(一般)
ぶれーきべん

列車のブレーキを制御する為の弁。

機関車のブレーキ弁 (セルフラップ方式のブレーキ弁及び電気指令式ブレーキ使用車以外)

機関車には自動ブレーキ弁(自弁)と単独ブレーキ弁(単弁)の2つがある。

自弁は列車全体のブレーキ(自動ブレーキ)を制御する。以下の位置がある。

弛め込め
元空気溜のエアを直接制動管へ込める。列車のブレーキを手早く弛める場合や、キックオフのために用いる。機関車自身のブレーキは弛まない。電磁ブレーキを使用する場合は使わない。
運転
元空気溜のエアを490kPaに調整した上で制動管へ込め、列車のブレーキをゆっくり弛める。ブレーキを使用しない場合はこの位置に置く。
保ち
機関車のブレーキを保ったままで、490kPaのエアを制動管に込め、列車のブレーキをゆっくり弛める。
重なり
制動管の圧力を保つ。常用ブレーキ減圧後はこの位置に置く。
常用
制動管をゆっくり減圧し、列車にブレーキをかける。
非常
制動管を急速に大気圧まで減圧し、列車に非常ブレーキをかける。

単弁は機関車のブレーキだけ(直通ブレーキ)を制御する。弛め、運転、重なり、緩ブレーキ、急ブレーキの5位置がある。緩ブレーキはゆっくり、急ブレーキは手早くブレーキシリンダにエアを込める。

(電磁)自動空気ブレーキを用いる電車および気動車

機関車の自弁とほぼ同様だが、自弁での弛め込めと保ちを除いた4つの位置がある。自弁の運転位置が電車や気動車では弛め込めになる。

セルフラップ方式のブレーキ弁を用いた電磁直通ブレーキ(電車のみ)

弛め位置から80度の範囲がセルフラップ帯。この範囲では直通ブレーキが使用され、ハンドル角度によってブレーキ力が決まる。直通ブレーキの全ブレーキ位置からさらに右へハンドル回すと、順に自動ブレーキ帯(装備されていれば)、非常ブレーキ位置がある。

このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連ブログ