列車のブレーキを制御する為の弁。
機関車には自動ブレーキ弁(自弁)と単独ブレーキ弁(単弁)の2つがある。
自弁は列車全体のブレーキ(自動ブレーキ)を制御する。以下の位置がある。
単弁は機関車のブレーキだけ(直通ブレーキ)を制御する。弛め、運転、重なり、緩ブレーキ、急ブレーキの5位置がある。緩ブレーキはゆっくり、急ブレーキは手早くブレーキシリンダにエアを込める。
機関車の自弁とほぼ同様だが、自弁での弛め込めと保ちを除いた4つの位置がある。自弁の運転位置が電車や気動車では弛め込めになる。
弛め位置から80度の範囲がセルフラップ帯。この範囲では直通ブレーキが使用され、ハンドル角度によってブレーキ力が決まる。直通ブレーキの全ブレーキ位置からさらに右へハンドル回すと、順に自動ブレーキ帯(装備されていれば)、非常ブレーキ位置がある。