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ミッシェル・オスロ

(アニメ)
みっしぇるおすろ

Michel Ocelot フランスのアニメーション監督。1943年、コート・ダジュール生まれ。ギ二アで幼少時代、アンジェで思春期を過ごす。
ルーアン、パリ、ロサンジェルスで美術を勉強した後、独学でアニメーションを学ぶ。
プロとしての初短編作品「3人の発明家たち」(1979)でロンドンのBAFTA賞を受賞。この映画以降、自ら全てのシナリオとイメージデザイン、演出を手掛ける。
多くの短編作品を制作。「三人の発明家」でザグレブ国際映画祭で最優秀賞を受賞。1982年に「哀れなせむし男の伝説」、1987年に「四つの願い」、1989年に「もしもの映画」(『プリンス&プリンセス』の原型)を制作するが、経済的には苦しい生活を余技なくされていた。


幼少時代をアフリカで過ごした強烈な体験から、アフリカを舞台とした、初の長編監督作品、『キリクと魔女』(1998)を55歳にして製作する。
フランスの公開で観客動員130万人、興行収入650万ドルという異例の大ヒットをおさめた。これはアニメーション作品におけるフランスでの歴代興行収入第1位の記録である。
フランスでのアヌシー国際アニメーション映画祭グランプリはもとより、シカゴ国際児童映画祭での長編劇場・ビデオアニメーション部門成人審査員賞・児童審査員賞、モントリオール国際児童映画祭での長編部門審査員特別賞など多くの賞にも輝き、世界的な評価を得た。
アフリカは彼の原点でもあり、長年あたためてきた念願のテーマでもあった。監督の意図は多くの賛同者を得、サウンド・トラックにはユッスー・ンドゥールも参加した。


また、彼は日本文化をこよなく愛する人物でもあり、若い頃、日本に滞在し、墨絵を描き、葛飾北斎の絵の心酔者でもある。
なお、『キリクと魔女』からののオスロ監督作品の、日本での公開は、スタジオ・ジブリが担当しており、日本語吹替の演出は高畑勲監督が手がけている。。


また、『プリンス&プリンセス』は日本を含む6国を舞台とした物語。『アズールとアスマール』ではイスラム世界を舞台にしている。

作品

  • キリクと魔女 (1998)  監督/原作/脚本
  • プリンス&プリンセス (1999)  監督/脚本
  • キリクと魔女2 4つのちっちゃな大冒険 (2005)  監督/脚本  
  • アズールとアスマール (2006)  監督/原作/脚本/デザイン  
  • 夜のとばりの物語 (2010) 監督/脚本
  • 夜のとばりの物語 ―醒めない夢― (2011) 脚本/監督  
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