(1932〜2014年12月2日)
北海道生まれ。東京外語大学ロシア語学科中退。小説家、詩人。詩人としてよく知られる作品に「いやな唄」「住所とギョウザ」などがある。軽妙なリズムでありながら鋭く社会の矛盾をえぐる詩作品で知られる。1966年『岩田宏詩集』で歴程賞受賞。近年はほとんど詩を発表していない。小説家としても活動しており、ほとんどは草思社より刊行されている。本名の小笠原豊樹名義で翻訳家としても活動している。英、仏、露の3カ国語に堪能。ジャック・プレヴェールの紹介者として知られる。他、ソルジェニーツィンの『ガン病棟』などの訳が有名。