ウサギ Wikipediaより 新型コロナウイルスは次々と変異して流行を広げている。病原ウイルスはしだいに弱毒化して、インフルエンザのような病気に変わるという人もいる。はたしてそうなるのだろうか。 ウイルスと宿主の関係について、オーストラリアのアナウサギと粘液腫ウイルスの関係が有名である。オーストラリアにはもともとウサギはいなかった。しかし、1859年にイギリスから輸入された24匹のアナウサギが急速に繁殖し、1920年代には100億匹ほどに増加した。ウサギは野生の草木や牧草、農作物に大きな被害を及ぼすようになった。アナウサギを駆除することは急を要した。そこで考えられたのが、南アメリカのウサギの…