東京都三鷹市にある美術館。小規模ながら充実した内容の展覧会とすぐれた図録で知られる。
先日三鷹市美術ギャラリーで開催中の 「HAIBARA ART ＆DESIGN 和紙が織りなす日本の美」 という展覧会に行ってきました。 【開催中の展覧会】HAIBARA Art & Design 和紙がおりなす日本の美 | 公益財団法人 三鷹市スポーツと文化財団 (mitaka-sportsandculture.or.jp) 日本橋にある榛原という和紙のお店の歴史と 販売していた和紙製品（団扇、便箋・封筒、熨斗袋、ポチ袋など） が展示されていました。 川端玉章、河鍋暁斎、竹久夢二など有名な画家が デザインしたものが多く展示されていました。 しかも雁皮紙に描かれていたものが多かったことも感動でし…
今月開館した三鷹市吉村昭書斎へ。 作家・吉村昭の妻の作家・津村節子から寄贈された書斎を移築して三鷹市が開設したのが「三鷹市吉村昭書斎」だ。 日曜で開設間もないこともあってか来場者は結構いた。無料エリアは壁面書架に吉村昭・津村節子の著作が並び、津村節子が吉村昭と書斎について語る映像が上映されている。 有料の書斎エリアには企画展示と再現した書斎・茶室がある。 有料無料の両エリア合わせて10人未満だったが施設が小さいので少人数でもいっぱいになる。 同じ三鷹市の三鷹市美術ギャラリーにある太宰治展示室と同じような規模の施設だ。 現在の企画展示は「三鷹で暮らした吉村昭 三鷹市収蔵資料展」 吉村昭の著作の一…
《怪獣と美術》➖成田亨の造形芸術とその後の怪獣美術➖三鷹市美術ギャラリー（2007年） ＊チラシ＆招待券 《怪獣と美術》➖成田亨の造形芸術とその後の怪獣美術➖三鷹市美術ギャラリー（2007年） ＊催し物ご案内
絵画批評 絵を観るということは、何をすることか？ 絵を観るのは、昔から好きだった。 特に気に入った絵に接すると、その絵から、目に見えない「扉」のようなものが突然開いて、その奥に見知らぬ空間が顔を覗かせているように思えることがある。 そのときの未知の空気に触れたような感覚が、絵画を観ることのだいご味だと思っている。 ただ、気に入った絵があったとしても、その魅力を言葉で人に伝えるのは難しい。 そもそも、絵は言葉で言い尽くせないからこそ、「絵」なのである。 逆にいえば、簡単に「言葉」に置き換えられるような絵画は、まだ一流の絵とはいえないのかもしれない。 一流の絵画は、観る人間から「言葉」を奪う。 「…
お能を愛するみなさま、お願いがございます。 お能のお道具の事で、お教えいただきたい事があります。 -一昨日2/6の朝日新聞で、川端玉章が描いた「能尽くし」の絵が紹介されました。実はこの絵、先日行った三鷹市美術ギャラリーで観て以来、ずっと気になっていた絵なのです。 -タイトルの通り、能のお道具がみっしり描き込まれているのですが、何の演目のお道具なのか分からない物が何点かあるのです。 -今なら、朝日デジタル(下記)で画像が公開されてるので、ご参照のうえ、謎解きにご協力いただけないでしょうか。https://www.asahi.com/articles/DA3S15857825.html-以下に、分…
白井美穂 森の空き地 このポスターの不思議な雰囲気に惹かれて府中市美術館へ。府中駅からバスでもいいけど、東府中駅からならちょっと遠いけど歩いても行けます。（もちろん東府中からのバスもあります）東府中から行く方が私の好みです。昨年の「江戸絵画お絵かき教室」以来。 5章からなるインスタレーションと映像作品。章解説、作品の解説もあってわかりやすい。そして、係の人も見逃さないように誘導してくれてとても快適に見られます。 前進と疲労 永い休息／立ち入り禁止 1階のロビーの作品は撮影可。建物、景色といい感じの組み合わせ。ポスターの写真は「Forever Afternoon」という映像作品。日英通称修好条約…
2023年の展覧会ベストの続きです。 ⑤山下清展@ SOMPO美術館 何年か前の式場隆三郎展＠練馬区立美術館で見た「式場隆三郎と山下清との関係」が大変に興味深く、また式場隆三郎展で見た山下清作品があまりによかったので（確か長岡の花火の作品だったと思います）、ずーっと生の山下清作品を見たかったんですよ。今回、生、しかも初期作品から大量に見られてほんとによかったです。 しかし、山下清の初期作品（8歳ぐらい？）、かなり衝撃的でした。 初期からすでに「山下清」。そしてめちゃ上手い。展覧会では時系列で山下作品が展示されているのですが、最初からめちゃ上手いのに成長とともにさらに上手くなる。まったく停滞する…
○「HAIBARA Art & Design 和紙がおりなす日本の美」（三鷹市美術ギャラリー） （会期：2023年12月16日（土）～2024年2月25日（日）） ○「うるおう アジア －近代アジアの芸術、その多様性－」（小金井市立はけの森美術館） （会期：2023年12月2日（土）～2024年1月28日（日）） ○「助教・助手展2023 武蔵野美術大学助教・助手研究発表」（武蔵野美術大学美術館） （会期：2023年12月4日（月）～12月23日（土）） ○「五美大版画教員展 版の実験場～プリントアートの現在地～（第Ⅲ期）」 （たましん美術館） （会期：2023年12月2日（土）～12月24日…
新宿区中井の林芙美子記念館へ。 林芙美子邸を記念館にした施設だ。 素材と設計に凝った家で派手ではないが贅沢な家。 新宿区歴史博物館の林芙美子展や三鷹市美術ギャラリー太宰治展示室と関連が深い展示がある。 アトリエ展示室には現在は「芙美子・井伏鱒二・太宰治の交流」の展示がある。 秋に庭になった木の実が並べられている。 台所には当時高級品だった芝浦製作所製の冷蔵庫がある。 大卒会社員の初任給が72円の時代に冷蔵庫は700円だった。 この冷蔵庫は当時のものではなく東芝未来科学館から寄贈されたもの。 押し入れの衾にインドの更紗が貼られている次の間。
新宿歴史博物館 令和5年度特別展「生誕120年記念 林芙美子展 ―旅人で 詩人で 傑作書きで ―」（9月24日～11月26日)-新宿歴史博物館 今日は新宿歴史博物館の特別展「生誕120年記念 林芙美子展―旅人で 詩人で 傑作書きで ―」へ。 落合に住んだ林芙美子の文学作品に関連して―生活、絵画、従軍記者、旅行、井伏鱒二ら他の作家との交流、家族、そして死までを展示している。 今回、特別展に合わせて井上荒野の講演があるのは知っていたが井上荒野による展示の文章もあった。 作家になるまでの作品とか、林芙美子があの落合の家を建てる際の努力とか、知らないことも多かった。 とは言えあれだけの遍歴の人物の人生…
○「はっ！ 絵本作家・シゲリカツヒコ展」（町田市民文学館ことばらんど） （会期：2023年7月22日（土）～9月24日（日）） ○「版画家たちの世界旅行 古代エジプトから近未来都市まで」（町田市立国際版画美術館） （会期：2023年7月22日（土）～9月24日（日）） ○「相模原市民ギャラリー自主企画展 岩橋英遠・岩橋崇至 ふたりのまなざし」 （相模原市民ギャラリー） （会期：2023年8月5日（土）～8月27日（日）） ○「マチトリドリ ～調布を描くイラスト展～」（調布市文化会館たづくり） （会期：2023年7月15日（土）～9月24日（日）） ○「ぱれたんサマー むら田もいっしょ！」 ○「…
太宰治の弟子として知られる作家の田中英光（1913～49年）が、戦後間もない時期に友人に宛てた未公開のハガキや書簡が見つかった。 8月1日から東京都三鷹市の三鷹市美術ギャラリー太宰治展示室で初公開される。 太宰治の弟子、田中英光の書簡発見 「我慢できない」友人に本音も（毎日新聞） - Yahoo!ニュース 三鷹の太宰治のお墓の前で自殺した 田中英光のハガキ、書簡が見つかり、公開されます。 日本文学史のニュースですね。
少し早いですが、三鷹に行ってきました。桜桃忌の時期にお参りするのは、今年で7回目です。 ■禅林寺 まずは太宰さんのお墓参りへ。
私用のため三鷹へ。私用がすみ、ちょっとプラプラ。歩いて思い出しましたのが、三鷹といえば太宰治？熱狂的な読者ではありませんがそこそこの数の作品は読んでいるつもり。せっかくですのでゆかりの場所をちょっと行ってみようと思い検索したらすぐそばにお墓がある。 禅林寺禅林寺は黄檗宗の寺院。こちらで太宰治さんが眠っている。さすがにお墓は写すのは憚れました。太宰さんのお墓の向かいには森鴎外さんのお墓も。 お二方の文豪に合掌し三鷹駅方面へとことこ。それにしてもこの日は暑かった。次に向かったのが『三鷹跨線人道橋』 ここは三鷹電車庫の新設に伴って昭和4（1929）年に造られました。電車庫の引込線と中央線道路をまたぐ…
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