ここで書いた通り、エリスンは好きだけどこの短編集にはどこか苦手意識みたいなものがあった。話の筋は小難しくてよくわからないまま、暴力の嵐のど真ん中に放り込まれて、ただ翻弄されて終わり、とそんなイメージ*1が強くて……。けど、上記のブログにも書いた通り経年で感覚が変わることだってある。だから読み返そうと思ってはいたんだけど……ちょっといろいろあって後回しにしていた。そうこうしているうちにディック作品を再読することになったりと、タイミングが掴めずにいた……と書くとどうにか格好がつくけど、単に忘れていただけだったりもする。まあ、けど、とりあえず再読できた。 ということで、まずはやっぱりこの作品「世界の…