京都新聞は、2回に分けて終戦の日の社説を掲載している。 日本は今年、世界3位の軍事大国への道を歩み始めた。 防衛費の「倍増」と、「反撃能力」の保有。岸田文雄政権が昨年12月に閣議で決めた安全保障戦略の改定に盛り込んだ。先の国会では防衛財源の一部を確保する法が成立した。(8月13日付京都新聞社説「終戦の日に〈上〉「軍事大国」に突き進むのか」) 社説子は、 国難ともいえる人口急減が進む中、身の丈を超えた「軍拡」ではないのか。それが私たちが望む国の形だろうか。(同) と言う。例によって、ここには「相手」がいない。戦争(あるいは戦争に備える)には「相手」が想定されなければならないがそれがない。台湾有事…