日本の常識

一般

日本の常識

にっぽんのじょうしき

 常識とは英語の“common sense”の訳語として明治時代に定着したものである。

 それまでは主に「心得」という言葉に近い意味を表す言葉と使用されていた。

江戸時代までは封建的な価値観が徹底していた武士階級とそれらの価値観が一部しか浸透せず、独自の共同体的価値観の影響を受けた農民階級、町人階級とでは「心得」は大きく異なっていた。

 一般に「日本の常識」というものの輪郭が形成されるのは、法治国家としての体制が整備され、義務教育が普及する明治中期以降のことである。