ベトナム中部、トゥーボン川河口の港町。紀元前から遺跡が形成され、13世紀ごろまでチャンパ王国のもとで栄えた。16世紀中ごろに広南阮氏の支配下となり、対外貿易港として発展。17世紀初頭には日本町も形成された。 サーフィン文化からチャンパ王国時代 ムスリム商人の海上交易ルート 広南阮氏政権の成立と対外貿易 日本町の形成 陶磁の生産と貿易 関連交易品 参考文献 サーフィン文化からチャンパ王国時代 考古学からみたホイアン地域の形成は、紀元前後ごろのサーフィン文化*1からはじまるとされる。 遺跡は、旧市街地からみると西郊に位置するトゥーボン川左岸の砂丘上に立地し、現在の河口から10キロメートルほど内陸に…