長いこと低迷するアビスパを見ていて、こりゃそう簡単には上向かんなとみなさん感じてたことでしょう。個人的には、永遠のどん底クラブが万が一上向くことがあるとすればそれは飛行機の「離陸」みたいなもんになると思ってた。ドタドタ地面を這いずってたアビスパが地道に諸々の手順踏み準備積んだうえで、とうとう宙に浮いた日にはそれが傍目にもわかる、華やかな何かがあるんだろうな、と夢想してた。 今まで「離陸したかも!」と思ったのは2015年の昇格のときで、当時の仲間は割と自信ありげに「もう落ちんと思うよ」と言い切ってたし、自分でも今度はそんなに酷いことにはならんだろうと期待してたけど、全然甘かった。 今考えると、ク…