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白ポスト

一般

白ポスト

しろぽすと

有害図書」(悪書)とされる本や雑誌などを家庭に持ち込まないように、という趣旨で立てられている、回収用ポスト。

名称「白ポスト」

白く塗られたものが最初に設置されたことから(郵便用の赤いポストに対して)白ポストと呼ばれる。当初は「白いポスト」「悪書ポスト」とも呼ばれた。後に白色でないポストも設置されるようになったが、それらを含めた一般名としては現在も「白ポスト」である。

設置場所

外出先から帰宅する成年男性に使用してもらうことが目的だったので、鉄道駅の出口付近に設置されたが、普及の過程でそれ以外の場所にもある。

起源

1950年代からの悪書追放運動1965年に「三ない運動」(読まない、見せない、売らない)に発展した。この三ない運動の一環で、「巣鴨母の会」が作り、1966年5月24日、巣鴨駅改札口(出口)付近に設置されたものが最初期のものである(朝日新聞1966.5.25)。これをうけ、同年9月には「東京母の会連合会」が53台の白ポストを作り、警視庁少年一課の指導のもと都内の各駅に設置することになったという(読売新聞1966.9.20夕)。この運動が全国化したものが現在全国にある白ポストと思われる。

推進主体

やや後のことになるが警察官僚(仁平圀雄警察庁刑事局保安部少年課長・当時)が第80回国会で、「不良雑誌を家に持ち帰らないための白ポスト運動とか、これは大分前に一度盛んに進めた運動」であると、白ポストの設置は警察により進められたと答弁している(衆議院文教委員会文教行政の諸…昭和52年5月13日)。

「モラルポスト」という言葉について

2008年11月にウィキペディアの項目「白ポスト」の項目名が「モラルポスト」に変更されたが、この名称はウィキペディアンの造語である。新聞の全文データベースで用例がひとつもないこと、検索エンジンにおいても白ポストに比べ用例が圧倒的に少数であることによる。

新聞の全文DB調査(2009.4)

朝日(1985-)読売(1986-)毎日(1987-)google(""つき)
白ポスト9件(1993-2008)3件(1999-2008)7件(1994-2008)約 9,940 件
モラルポストなしなしなし約 263 件