公務員としてのしがらみに磨り潰されないよう怠け者を装うが裏では良心の呵責に苛まれる少女の話。 公務員が安定しており定時に帰れる楽な仕事だったのは遥か昔。今は異なることはもう既に知れ渡っている。 市民のクレームは凄まじいものがあるし労働生産性を求められるが規則に縛られ効率性が上がらず死にたくなる。 また市民からは税金を払っているのだから質の良い公共サービスを受けられて当然であるという王様的態度を取られる。 そんな職場に於いて退職せず70歳まで働き続けるにはしがみ続けるある種の精神力が必要となってくる。 そのためフブキは自衛のために怠け者を装い面倒くさがっているが内心では心を痛めていた。 子どもか…