話は両親がコロナで入院する半年前に遡る。 2021年朝夕寒くなってきた秋にさしかかるとある日、私の娘まさみがたまたま仕事が休みだったので、朝、じいちゃんとばあちゃんに会いに実家に行った。 何やら朝早くから、工事の人が大勢ドカドカと実家に入ってきたところだった。 「おじいちゃん何か工事するの?どこか直すのぉ?」 どうやら大阪ガスで給湯器、など一式新しく交換するらしい。 「へっ・・・!?お風呂壊れたん?」 何だか不可解な話だが、壊れていないお風呂や給湯器を交換することになり、その工事当日にたまたま、孫娘のまさみが実家に訪れた訳だ。 そういう事には頭が回る娘は、即、機転を利かせて私に電話してきた。 …