はしご酒(Aくんのアトリエ) その五百と三十 「オワライゲイニン ト ポピュリズム」 古(イニシエ)より大衆芸能は、権力者たちを皮肉ったウイットに富んだ笑いに満ち満ちていたような気がする。そうした笑いが、抑圧された大衆の、「コンニャロメ~」というパワーの源にもなっていたのだろう。 だがしかし、権力者がいわゆる「ポピュリズム」なるモノを巧みに利用して、更に強固に地盤を固めていこうと画策しているとしたらドウだろう。 そう、ポピュリズム。 力任せの高圧的な大衆への「圧」ではなく、あの「パンとサーカス」を大いにチラつかせつつ大衆の心を掴んでいく、という、一見、緩やかな「圧」。この圧が、なかなかどうして…