Wagby

Web アプリケーション仕様書から自動生成する開発ツール。内部は Java で出来ており、Spring や Struts をはじめとするさまざまな OSS の集大成となっている。

2006年5月に一般公開され、無償版ダウンロードサービスが開始される。公開時のバージョンは R5.0 となっており、その後、2 ヶ月に一度程度のハイペースで各種機能追加、不具合修正が行われている。2007年12月末時点での公開バージョンは R5.7.4。

公開当時は「誰でも簡単にWeb データベースをつくれる」というアピールで、2006年11月7日の週刊アスキーに紹介記事「エクセルファイルをWagbyにドラッグ&ドロップ 無料&超簡単ウェブデータベースをつくる!!」が掲載される。

また、同じくアスキー社より「JasmineSoft Wagby -Wagbyで、誰でも簡単にWebデータベース」という書籍が発刊されている。ただし、この書籍に付属している Wagby のバージョンは R5.1 相当となっているため、最新版をダウンロードして利用することが良い。

同製品は機能追加に伴い、マーケティング戦略が微妙に変化している。当初は「Web データベース」という言葉を標榜していたが、2007年末時点でのwagby のサイトには ERP を開発できるという文言が掲載されている。想定する利用者層を個人・小企業から、中規模企業へアップさせていることがわかる。実際、同サイトより中小 IT 企業向け ERP の事例である「ちゃんぷるぅ2」が公開されている。受託案件を中心とした SIer 向けに用意された ERP となっている。

ダウンロード時にアンケート収集を行っているが、回答者にはアンケート結果が閲覧できるようになっている。これを読むと、Wagby がどういう層に求められているか、把握しやすい。

なお開発元のジャスミンソフト沖縄が本社である。もう一つの主力製品は「住所正規化コンバータ」となっている。