2026年4月、テック展に足を運んだ。 会場を歩いていて、私が足を止めたのは、AIによる「目」のサポートだった。 それは、仕事における「名もなき家事」のような負担を、静かに肩代わりしてくれる仕組みのように思えた。 いわゆるDX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術によって業務やビジネスモデルそのものを変えていく取り組みだと言われている。 けれどこの日、私にとってそれは、もう少し手触りのあるものに見えた。 「負担の預け先が変わること」。 そんなふうにも、呼べる気がした。 視覚という家事代行 一人で暮らしていても、多人数で暮らしていても、生活の中には、洗剤の残量を気にしたり、裏返し…