『皇帝ティートの慈悲』(La clemenza di Tito)
モーツァルト作曲のオペラ。K.621 1791年、プラハで初演。 皇帝ティートの慈悲 - Wikipedia amazon:La clemenza di Tito amazon:皇帝ティートの慈悲 amazon:皇帝ティトの慈悲
今週も先週に続き没後50年になるアニヴァーサリーイヤーの指揮者について書かせていただきます。 ハンガリーは名指揮者の宝庫と言われますが、そのひとりイシュトヴァン・ケルテス(1929~1973)が亡くなって50年です。 1956年にハンガリー動乱に際し亡命し、西側に出て名声を得てキャリアアップが期待されていた1973年4月16日イスラエル・フィルへの客演中、テル・アビブの海岸で遊泳中に高波にさらわれ亡くなってしまいました。 その時の経緯は共演していたバリトン歌手の岡村喬生さんも現場に居合わせ、著作「ヒゲのオタマジャクシ世界を泳ぐ」に詳細に記されており、岡村さんも間一髪で命を生き永らえる事ができた…
【日時】2024年4月13日 [土] 14:00〜 【会場】東京文化会館 【管弦楽】東京都交響楽団 【指揮】 ローター・ケーニヒス <Profile> 2009~16年までウェールズ・ナショナル・オペラの音楽監督を務めた。アーヘンで生まれ、ケルンでピアノと指揮を学ぶ。1999~2003年までドイツのオスナブリュック歌劇場で音楽監督を務め、03年以降はウィーン国立歌劇場、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場、ミュンヘン、ドレスデン、スカラ座、ハンブルク、ブリュッセル、リヨン等の歌劇場に客演する。モーツァルトからベルクまで幅広いレパートリーで、特にワーグナー、シュトラウス、ヤナーチェクのオペラに力を…
💮圧倒的な男声ソリスト陣の歌声!! 💮女声ソリスト男声に圧倒されるも、立派に大健闘!! 💮ヤノフスキー・N響、アンサンブルのみならず奏者個々の力量発揮!! 💮男声合唱団、力強い響きをくり出すも、やや力味過ぎの箇所も! 💮演奏会形式超えの舞台効果の工夫が光る!! 【日時】2024.3.27.(水)15:00〜19:30(予定) 【会場】東京文化会館 【演目】ワーグナー楽劇『トリスタンとイゾルデ』全三幕(演奏会形式)、独語上演、日本語字幕付 【上演時間】約5時間(第1幕80分、休憩30分、第2幕65分、休憩30分、第3幕75分) 【管弦楽】NHK交響楽団 【指揮】マレク・ヤノフスキー 【合唱】東京…
2024/02/12 Mon. 『くらしのアナキズム』(松村圭一郎、ミシマ社)を読み終わった。すごくおもしろい本だった。去年は本がめっきり読めなくなってしまって、月に一冊も読まない時があり、本好きというアイデンティティをなくしてしまったかとすごく焦ったし落ち込んだ(読書は冊数を稼げばいいというものではないけども)。ところが、今年に入ってから4冊も本を読み終えることができた。小難しい専門書ではなく、なるべく読みやすそうな本を選んでいるというのもあるけど、また活字を読んで楽しめるようになったことが本当に嬉しい。 2024/02/13 Tue. zoomで2回目のオンラインカウンセリングを受けた。ま…
1月の終わり、 春の兆しにみちた暖かい夜に、 上野の文化会館で、 ペルー出身のテノール歌手、 ファン・ディエゴ・フローレスの リサイタルを聴いた。 今回はプログラムの予告にモーツァルトのオペラから ティートの2つのアリアが組まれていて、 この人のモーツァルトが大すきな私にとっては、 昨年10月のチケット発売日から、 心待ちにしていたコンサートだった。 大ホールの2300席は老若男女でほぼ満員。 でも当日券も少しはでていたみたい。 お隣の席の女性は、 はるばる島根からおひとりでいらしたという。 パンデミック前には、 ペーザロにもウィーンにもスカラ座にも 行ったという、フローレスの大ファンで、 1…
シューベルトのオペラときいてピンとくる方はクラッシク音楽きく方でも少ないのではないでしょうか。 かく云う私もそのひとりです。 もっぱらシューベルトの劇音楽は台本・音楽も含めて駄作という烙印が押され、このジャンルに限らず、未完や断片が多いこともありオペラ劇場の定番演目になっていません。この後に書きますが、作品自体が「オペラ」に期待するものとは違うので、上演にはハードルが高いかもしれません。 先週末の休みを利用して「フィエラブラス」の全曲をききました。 演奏者は以下の通りです。 カール王(バス):ロベルト・ホル エンマ(ソプラノ):カリタ・マッティラ ローラント(テノール):トーマス・ハンプソン …
【日時】2024.1.31.(水)19:00〜 【会場】東京文化会館 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団 【指揮】ミケーレ・スポッティ 【出演】ファン・ディエゴ・フローレス 〈Profile〉 1973年、ペルーのリマに生まれる。17歳でリマの音楽院に入学するが、当初はポップスに興味を持っており、20歳頃よりオペラを本格的に学ぶ。プロデビューは1996年ロッシーニフェスティバルであった。その後スカラ座やコヴェント・ガーデンを始め、主要なオペラハウスに次々出演し、得意とする高音で頭角を現す。特にドニゼッティの『連隊長の娘』のハイCを9回連続で歌う、テノールにとって至難のトニオ役で名を馳せた。…
殆どピアノの私ですが、本日は声楽です。 当代最高のベルカント・テノールと称される、ファン・ディエゴ・フローレスさんのソロ・コンサートのため、上野は東京文化会館にやって参りました. www.nbs.or.jp この間上野に来た際も寄った東京文化会館(ですが、カフェが満席だったのですごすごと退散しました)。 ワーグナー好きの私としては彼のようなリリコ(よりもレッジェーロですよね)は軽過ぎるのですが、先月ウィーンで「ドン・パスクワーレ」を聴き損なった反動で「清教徒」やら「連隊の娘」やら「マティルデ・ディ・シャブラン」などベルカントを聴き倒していたところで、その「マティルデ・ディ・シャブラン」を出世作…
モーツァルト:序曲集ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ 、 ケルン・アカデミー タワーレコード 17世紀半ば以降、序曲は大規模なオペラの前に演奏される「管弦楽作品」として定着しました。天才モーツァルトの偉大さを改めて知ることのできる序曲集を演奏するのは、マイケル・アレクサンダー・ウィレンス率いるケルン・アカデミー。当録音ではモーツァルトの傑作揃いのオペラから12の序曲を収録。フォルテピアノ奏者ブラウティハムとのモーツァルトのピアノ協奏曲でも聴かせてくれたように、快活明瞭なアプローチによる演奏を披露。ピリオド楽器だからこそのあたたかみと響きを堪能できます。キングインターナショナル 【曲目】モ…
自分用のメモとして、好きだなーと思った曲をジャンル問わず記録していく ・交響曲第5番(J.シベリウス) ・交響曲第1番(J.ブラームス) ・歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲(W.A.モーツァルト) ・劇付随音楽「エグモント」より序曲(L.v.ベートーヴェン) ・ラプラタ川の3つの小品(M.D.プホール) ・あるタンゲーロの死への哀歌(M.D.プホール) ・祝典輪舞曲(H.アンブロジウス) ・組曲6番(H.アンブロジウス) ・杜の鼓動Ⅴ-ある雪の日の記憶(丸本大悟) ・杜の鼓動Ⅵ-古い鏡(丸本大悟) ・流星群(末廣健児) ・星の庭(小林由直) ・キラキラ星のうた(桑原康雄) ・シャボン玉変奏曲(藤…