新幹線の中で 岡本太郎「今日の芸術」(光文社文庫 ISBN 4-334-72789-1, amazon.co.jp)読了。
「芸術は技術ではない」という事について、 別な画家(NHKで江國香織が会いに行ったバルデュス)は 逆に絵は技術だと言ってた事とか、 「科学は哲学的で技術は芸術的」という 本間三郎の言葉 (cf.6/14/2000) とか思い出す。 やっぱり岡本太郎が一番自分の感覚的に近い気がする。
この本は基本的に一つのことを色々な形で繰り返してて、 特に前半冗長だが、 本人の実際の経験や思考の深さの為か、色々考えてしまう。
「良さが分かる」感覚が大事で、分かんないものは分かんないと言ってしまえば いいものを、分かった風な事を言いたくなるのが問題。 (芸術とか、物理とか、jazzとか、まさに言いたくなる要注意カテゴリーだな。) 「今日の物理学」とか「今日のjazz」とか、 この本まるまる単純な置換で成立しそう。 「八の字物理」にならないように。
6/25/2006: フリー・インプロヴィゼーション
10/20/2007: けなすということ。
「たった一人で飛び出すもの」の節、身にしみる。 この40数年、根本的なところで日本は何にも変わってない事の証明。
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8/4/2010
9/5/2010: 連続ツイート 「本気」@kenmogi
10/20/2011: 「ただ独りぽっちで歩むのが潔い」(ブッダ)
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サマリー: 岡本太郎
4/23/2008: 先見日記 by 赤瀬川原平。
NHKスペシャル「冒険家大場満郎と若者の北極海700キロ」。
体力的に劣る女性の先生の卵が荷物が重くて遅れるが、 自分から周りの人に「荷物を持って下さい」と頼めない。 冒険家は彼が「そうしろ」というのではなく、 彼女にどうしたいのかを自分で決めさせようとする。 独力では出来ないがやりたい事があるとき、 どうして「助けて下さい」とお願い出来ないのか、 子供じゃ無いんだから、と。 こういう部分は自分にもあり、やっぱり子供なのだなと再認識。
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10/31/2006: コネについて