市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

東大の松本さんのセミナー


  • アナウンスを見なかったので知らなかったが、 直前に andrea から電話が掛かって来た

  • 多原子分子のシミュレーションの話と、 ultrasound による破壊の話と、 スーパーカミオカンデの話

    • 時間のほとんどが part I で終ってしまい、後は早足に

  • part I は、本質的には doi project (や andrea と今やっている project) と一緒で、 micro から macro を攻めましょうということ

    • target は 多原子分子 gas の transport phenomena

    • 階層を以下の 3 つに分けて、それぞれで考察

    • 分子間相互作用 potential の同定

      • quantum mechanics を解く

      • 本質的には、斥力と引力を modeling

      • 斥力は hartree-fock

        • ってのは、平均場近似と思っていいのかな (もうとっくに忘れた)

        • 斥力しか出ないのは、引力 (van der Waals) が 電子密度の揺らぎの効果だから、と理解していて良いのかな

      • 引力は London の式とか言ってたけど、 r-6 と r-8 で fitting


    • その相互作用で分子動力学計算、散乱過程を modeling

      • エネルギーのやりとりは done

      • 散乱角については、mono-atomic に randomness を入れる(だけに見えた)

    • その散乱 model でDSMC (ってのは衝突を確率的に処理する simulation と理解したが、いいのかな)

      • mono-atomic な計算と比べて、違う結果だった (が、それがどう違うのか、は分からなかった)

      • 実験が必要と言っていたが、実験が必要だろう

      • 現状はしかし理論的要素が欠けている気がした

        • というか、数値的結果のみで、その物理的解釈が聞けなかった

        • presentation の時間的な問題だけかもしれないが

  • part II は、 ultrasound の周波数を変えることで、 bubble clouds を局在させて、 cavitation による破壊の power を上げましょうと言う話

  • part III は、 水位が高いと真空バルブの破壊 (ってのは bubble の collapse と同じ) が 引き起こす圧力の衝撃波が強くなるってことを、 甘く見ていたという話

    • bubble collapse ネタは、基本的に Rayleigh-Plesset を解いて、 「ほらね」というパターンが多い

    • 非線形方程式の解は nontrivial だ、というメッセージ(で良いのかな)

      • sono-luminescence しかり(こいつは、詳細は詳細で議論があるみたいだけど)

      • bubble collapse で攻撃するエビの話 (detlef らの science, nature ネタ) しかり

  • 金曜まで滞在とのことなので、 時間があったら聞いてみよう

  • 9/13/2005

gnuplot を 3.8i.0 に update


  • 目的は grayscale などの塗りつぶしをしたいから (pm3d: new splot mode for colour/gray maps and surfaces)

  • で source から make したら getcolor_x11.c で使用の __iob[] が無いと騒ぐ…

    • 結果的には make でこけたあと、 一回 make clean して make しなおすと、出来る

  • これまでは PLUS 版 を使ってたが、 (日本語はどうでもいいのだけど) PS での latex command 埋め込みは、3.8 はどうなってんのかなぁ

  • あと emacs 用の gnuplot mode も付いていたが、 どうかな?

    • 今までは、随分古い奴を使ってた

    • 今回は馴染めるかな

      • 2/22/2002

      • M-r が C-c C-r になるってことを押えておけば、 とりあえず使えるな (ってか、それしか使わないのだけど)