戦うことと裁くこと
- 作者: 轟木広太郎
- 出版社/メーカー: 昭和堂
- 発売日: 2011/04
- メディア: 単行本
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そしてこの状況が13世紀になって「証人尋問」という制度が徐々に裁判に入ってくることによって、社会の大きな変化をもたらす、あるいは13世紀が転換点であることの大きな傍証となっている。
展開としては面白いし(個人的には13世紀に入る当たりから自分の興味から外れていくのだけれど)、なによりも論文ってこう書くんだね、のすばらしい実例を見せてもらった。見せてもらったけれども身に付けるのは難しいね、まったく。
さいはての島
- 作者: アーシュラ・K.ル=グウィン,ゲイル・ギャラティ,Ursula K. Le Guin,清水真砂子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/02/17
- メディア: 単行本
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しかしなんでわざわざこれを映画化したんだ、パヤオの息子。言葉が失われるという状況がこわいし非常に暗いテーマだし。少年の成長物語であり最後に二人で伝説的な最長老の竜の背中に乗ってひとっ飛びする絵柄がすばらしいからなんだろうか。
原作を読んだことのない人にとっては、それなりに面白かったらしいが、誰が主人公だか分からなかったそうだ。本名はみだりに唱えない世界観だから、ゲド、なんて原作でも5回ぐらいしかでてこなかったわけで、その説明がなければ誰がゲドだか分からないようだ。
妖狐×僕SS・5
- 作者: 藤原ここあ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2011/07/22
- メディア: コミック
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1〜4巻までは登場人物の心情が丁寧に掘り下げられ、彼らの関係についてもじっくり描かれていたのが、5巻では2回目と1回目との「ズレ」を、特にりりちよとみけタン二人の間で延々と繰り広げられているので、少々物足りなさを感じた。ズレは分かるが、そのズレにおける心情部分が、りりちよの部分しか描かれていないのは、あれだけ引っ張られた挙げ句ぽーんと突き放された感が否めなくなってしまっているのだ。が、最後のページを見る限りではそのみけつかみ君の心情がほとんど描かれていないところたが分ポイントになるだろうから、この先を読んでみないと何ともいえない5巻なんだろうな。
しかし5冊しか出てないのにアニメ化とは…。ほぼ全滅エンド→振り出しに戻る(23年後だけど)→俺たちの旅はこれからだ、という終わり方にしかできないじゃないか、原作通りだと。もうテレビ終了したので関係ないけど。