2012-12-03

花の詩女　ゴティックメード
角川シネマ新宿で観た。面白かった。
もう公開して一ヶ月も経ってるんで、ネタバレもクソもあるかってことで普通に書くけど、つまり単行本１３巻の冒頭でいきなり始まる過去のエピソードなわけね。なんでダイ・グ坊ちゃまが涙ながらにハスハへの移住に苦悩していたかというと、こういうことがあったから、という。ただ、おれみたいにデザインズも読んでいない不届き者には「えーじゃーなんでエンプレスはハスハにあるのー？」とか「システムカリギュラのマーク３がなんでバングになったのー？」だの「最後に出てきた坊ちゃまとトリハロン殿下の間の子みたいな人はだれー？」（レーダー９世らしい）など、置いてけぼりにされた。ザ・ゴッド・オブ・ファイブ・スター・ストーリーズってなんだよ。いやー楽しい。冒頭で出てきたKOGはちゃあのところから戻ってきたやつかな？　アニメとしてはみなさんが仰るとおり「永野護の絵がそのまんま動いてる」「騎士とかMHはこういうふうに戦う」「MHの“音”はこう」セルアニメ的な色彩といい、FSSの映像の、これが本物なのねと。個人的にはアニメでもセンセーがよくやる顎をガーッと開いて頬がこけて目のあたりにタテ線が入る崩し顔をやって欲しかったけど、それやるとりりかるな雰囲気が台無しではあるな。ラブがトリハロンにぶん投げられた時に矢印で位置を示すってのはFSSのギャグっぽかった。戦闘シーンが物足りないのはたしかにそうなんだけど、FSSの戦闘って流行りのピュンピュンした板野サーカス的なものでもないし、作中でも「げえっ〇〇！！」「マスター、コントロールを渡します！」ブオンブオンブオンドドドドドガ・キーン！！「ぐえー」みたいなやつばっかじゃん。あれでいいんだよ。
ともあれ、ひさびさに熱が再燃してしまったので、デザインズでも買っちゃおうかしら。