あー、これよくわかる。

歴史修正主義批判は絶対的正義ではない
id:hazama-hazama-hazama:20080403:1207230767

前に私信で以下のようなことを書いたことがある(上の記事の立派さとは比較にならんが)。名前等を伏せた。

さて、XXさんには、次のような考え方があるようです。すなわち、『わたしこそがもっともこの問題に真剣に向き合っているのであり、であるからして私がなしていることは他の不真面目な人間よりも正しく、優先されるべきである』。こうした考え方そのものに私は、困ったな、と思ってしまいます。なぜかといえば、これは玉砕・特攻の論理、あるいは自己犠牲賛美の考え方だからです。自分がより真剣である、という内容ではなく態度そのものを評価するシステムのなかでは、より情熱的により時間をかける人間がより偉い、ということになります。意を決して突撃する兵隊の方が、もじもじしている兵隊よりえらい、というようなことですね。同様に、XXさんは、自分が最も真剣であるから、ネット右翼を叩く、というXXさんの目的も最も崇高である、と考えているようです。このような考え方をXXさんは自明としていらっしゃるようですが、残念なことに私を含め今あなたが関係している方々はほとんどはそのような考え方をしていないでしょう。

コミットメントの多寡を議論における正統性パラメータに加えてしまうと、コミットメントが自己目的化する。連合赤軍の”総括”とかと一緒だ。付け加えれば特にネットは情報蓄積型のメディアなのだから(たぶん私が死んでもネットはあるだろう。テキストもどこかに残るだろう)今この瞬間のコミットメントの多寡を問題にするのは妙な話である。