新規出資馬紹介(社台)

社台とラフィアンの新規出資1歳馬をあらためて紹介。
4頭全部牡馬になったな。まずは社台の2頭。

オリーブクラウンの06

父:マンハンタンカフェ
母:オリーブクラウン(母の父:ドクターデヴィアス
牡 募集総額5000万円 1/40出資 栗東松田国英厩舎

今年は社台に入会4年目で、やっと4年分の出資実績が揃うことになる。
また、今まで社台で出資したのは牝馬ばかりだったので、そろそろ牡馬にも出資してみたいとも思っていた。
そして、ラフィアンの税務への取り組みは、社台と比して努力不足のように感じられる。
そんなわけで、当初から社台へ予算を振り向けて、主として4000万円位までの牡馬を検討対象にしていた。
検討しているうちに、いつのまにか5000万円まで対象が拡がっていたけど。
2位以下で、後述のチャッターボックスの06は確保できそうに思ったので、1位は抽選枠もあるし、
思い切って素直に一番良いと思ったのを記入することにして、実際に記入したのがこの馬。


カタログでも目立っていたけど、DVDでの動きが特に気に入った。評判だった半兄より、私はこちらの方が好み。
飛節の折れが深めだけど、動かすと良く伸びるので問題ないと判断。
ちなみに、ツアー時の周回展示での紹介の口上はこんな感じ。

毎年、アカ抜けた産駒を送り出してくれるオリーブクラウン。今年もまた一段と雄大な馬を産み出してくれました。この血統特有のキレるとどうにも止まらない気性をしていますが、ブラックオリーブのこの時期もそういう面がありましたし、この血統、牡馬は基礎鍛錬に入りますと、ほとんど融通のきく性格に落ち着いてくれます。アンドゥオールスパルタクスなど賢い馬が揃っている男馬は、この血統の特徴であります。競馬も極端なものではなく、正攻法を得意とする見ていて安心のできる安定感も、この血統の長所。やはり芝の中長距離戦でその本領を発揮するような競走馬に成長してくれると思っております。

撮影した動画から起こしたので、聞き間違っているところもあるかも。
カタログの文面と同じく、気性面の不安に触れられている。
実際見た限り、周回展示中はやや小走りしたりしていたが、固定展示では落ち着いていたけどね。
まぁ普段はきつい面があるのだろう。


また、確かに父が実績不足で値段と釣り合っていないとは思うけど。
これも二世代目以降の活躍次第だから、若い種牡馬の産駒にはありがちな話。
とにかく、運良く出資することができたのだから、当然大きな期待を持って見守りたいと思う。

チャッターボックスの06

父:ゴールドアリュール
母:チャッターボックス(母の父:ターゴワイス
牡 募集総額2400万円 1/40出資 栗東平田修厩舎

価格が発表された時点では、この父でこの母系では少なくとも400万円分は高いという印象で、
全く興味がない1頭だったけど、カタログ写真がアップされて評価一変。
上背はなさそうだけどバランスも良いし、成長してボリュームが出ればもっと見栄えしそう。
DVDでの動きは完歩が大きく機敏さもあり、相当気に入った。
感覚的に、芝でも長めの距離なら合いそうに思う。ダートはもちろん良いだろうけど。


ツアーで引いていたスタッフに聞いたら、

  • 丈夫そうで長く活躍するだろうからお買い得だと思う。
  • (物事に)ビビりな面があるけど、馬に対してはどんどん向かっていくタイプで生傷が耐えない。

というような話をしてくれた。
確かに、ちょっとキョロキョロしていたかな。


厩舎もこれからの注目株だし、値段に見合ったぐらいの走りはしてくれそうに思ったので、
最低限これだけは確保したいと考えるようになった。
申込書記入直前に、事務所へ人気具合を聞いたら、意外と2位票が多く入っている話。
それで、3位記入予定を2位に繰り上げた。
でも、1次募集では残口があったわけで、結果的には3位で十分だった。
もっとも、1位の馬とこの馬が取れたのは、私としては狙い通りの最上の結果なので何ら問題はない。

新規出資馬紹介(ラフィアン)

続いてラフィアンの2頭。関東馬ばかりなのは残念。

タヤスオドリコの06

父:ステイゴールド
母:タヤスオドリコ(母の父:ミルジョージ
牡 募集価格2600万円 1/100出資 美浦萩原清厩舎


5月にビッグレッドへ行った時、なんとなく気になった1頭*1で、
カタログ写真も毛色は違うけど父に似ているし、DVDでの動きもきびきびと小気味良い。
マイネルマクロスの下をやめて、同価格のこちらに行くぐらいだから、結構気に入っているのが知れる。


仕入れは、当歳時セレクトセールで1700万円。
3番仔で「サブロウ」という血統名だったから、ちょっと印象に残っている。
セリ出身の同価格帯募集馬と比べると、上乗せ額は控えめで関係者の期待度も低いのかもしれない。
まぁ、結局自分が気に入るかどうかが問題で、そんな要素はお構いなし。


この厩舎の馬は初めて出資するけど、自分としては世間の評価ほど良い印象はない。
早い時期にあまり使わないイメージなのが、どうかなぁ。
無事に古馬になって軌道に乗ってくれば良い厩舎なんだろうが。
まぁ厩舎の先輩マイネルボウノットのように2歳のうちにデビューして、じわじわと力を付けていってくれれば。

リンクシェーマの06

父:アグネスデジタル
母:リンクシェーマ(母の父:ダンスインザダーク
牡 募集総額1800万円 1/100出資 美浦稲葉隆一厩舎


総帥やジュニアがどれだけ騒ごうが、アグネスデジタル産駒は総じて短距離のダート馬にしか見えず、
今まで気に入ったのがいなかったのだけど、この馬はちょっと違った。
母の父の影響で長めの造り、柔らかくストライドの大きい歩様で、父のイメージとかけ離れているからだろう。
ちょっと前肢の蹄の形が不揃いに見えるのが心配ではある。
ちなみにこの馬は、ゴールデンウィークごろにはまだビッグレッドFにいなかったみたい*2


ラフィアンの主戦厩舎の一つである、この厩舎の馬も出資するの初めて。
期待馬と他に回せない駄目な馬がセットで預託されている印象で、この馬は良い方であることを願う。
穴っぽい馬かと思ったら、ツアーで総帥が褒めていたらしく、そのせいか意外と人気になり抽選へ回る羽目に。
結果、当選して出資できることになった。
しかし、今までこの手の抽選にはさっぱり縁がなかったのに、今年はこの点では当たり年だな。
成績の方でも当たって欲しいところなんだけどね。

*1:ほかに気になった馬に、カルパティアの06。

*2:牧場でもらった在厩馬一覧表に載っていなかった