そこがミソ。-ドラマ特撮感想などを思ったままに このページをアンテナに追加 RSSフィード

2016-12-05 このエントリーを含むブックマーク

11月なのに雪が降ったのに12月になったとたん暖かいとは如何に?

2016-12-04

[] 仮面ライダーエグゼイド#9「Dragonをぶっとばせ!」

テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/ex-aid/ 東映 http://www.toei.co.jp/tv/ghost/

脚本:高橋悠也 監督:諸田 敏

『16年前に宝生永夢の手術をしたらしいですけど…先生ってほんとにあいつの命の恩人?』

 

「永夢がライダーに変身できた理由に迫りつつあった」とは言うけれど、こういう話ならそもそも番組として最初に永夢が変身したときに、なぜ彼が変身できたのかについて突っ込んでないのはおかしいと思うんだ。

たしか明日那たちは驚いてはいたけどそれが「適合者じゃない人間が変身した驚き」と「探してたゲーマーが研修医の永夢だったという驚き」を一緒くたにしちゃダメだと思うんだよ。とするとじゃあなぜ天才ゲーマーMを探してたんだって話になるけど、見つけた天才ゲーマーに適合手術を受けさせるつもりだったのか…というね。そのへんからしてあやふやになっちゃったよ?

他の人が特別であるなら永夢が変身できたってことをもっと驚くべきだし、そうすれば彼が特殊だとわかっただろうにそもそもそこを疑問として見せてないからライダーの資格は医者なのか?って思うし、だったら今の永夢の謎の前振りとして幻夢社長の黎斗が変身できるのはなぜ?という話からもっていけただろうに。

そういう致命的な(だと思ってるけど)ストーリー展開の下手さは今さらしょうがないにしても、これで主人公に絡む秘密があるとなると話は面白くなってくるんで、やっぱり最初の見せ方が下手だったなあと。(脚本家というよりPの問題として)

それかCRの上のほう(衛生局)としては永夢が特別だということを知っていて放置してるなら、それを見せないとダメだったんじゃないかなあ?

あとどうでもいいけど院長は実はボンクラを装った昼行灯ってことはないよねえ?だって永夢が適合手術受けてないことをなんで知ってた?永夢と日向の関係も知らなかったのに。

息子の飛彩は優秀だから実は…ってのも考えたけど、さすがに今回の有様を見てそうだったら逆にびっくりするよ、無能すぎて。よくあの病院回ってるなー。

まあそういう物語の根本的なところの見せ方に疑問はあるんだけど、今回もバグスターとライダーたちの3つ巴?のバトルは面白かった。

幻夢とバグスターは組んでるけどバグスターにはバグスター軍団(笑)の野望があり、幻夢の黎斗はバグスターの謎解明のためのゲーム開発をしているけどパラドともCRとも協力しつつライダーを利用している。

そしてライダーたちはそれぞれの理由のためにガシャットを手に入れようとしてるけどそれ自体が黎斗に踊らされているし、そこに適合手術を受けてないライダー投入で更にややこしく複雑になってるけど、基本はすべてバグスターを倒して患者を助けるため…という構図はとても面白いかと。

だってこの争いで誰が一番得をするのかってことでいうと今何となくバランスが取れてるような気が。バグスターが自然発生的なのかある意図があって生み出されたのかにもよるけど、その根本がわかってない今、みんなが自分の欲求に従って戦うことがみんなの利益になってるんだよな。変なのw

それはそうと永夢が知らないところで永夢の素性が問題になってる今、その永夢くんはいきなり闇堕ちしてるんだけどw

恩人がバグスターに感染したってことで逆上してるにしても、飛彩先生が言うとおり医者なんだから冷静になれよとしか。

つーか、大我にたいして「ほら…」とガシャットを渡そうとしつつ「俺がやるって言ってんだろ!」って攻撃するってひでえよ!(笑)思わず笑っちゃったよwwwスゴいいきなりの豹変黒化(苦笑)

パラドの思惑通り天才ゲーマーの本領発揮、その分やっと彼のゲーマーとしての凄まじさがわかって面白かった。ゲームやり始めたら豹変するタイプだったのか。飛彩先生も大我もそりゃボンヤリするよなあw

しかしそのころ貴利矢はひとり永夢の秘密を追っているのであった。さすが監察医、アプローチが違うねw

しかもライダー適合手術ってやっぱりバグスターウィルスをワクチンのように使うみたいだから、16年前の永夢の手術がというよりもともとゲーム病になっていたのか(その頃からバグスターウィルスはあったのか)、もしくは天然のバグスターウィルス保持者だったのか…とか、いろいろ考えてしまうよ。

あとレベル5のゲーム攻略で永夢が先走りすぎてひとりで暴走してても、だって彼はまだ研修医だし…としかw 未熟なのも当たり前よねえ。つーか確かにゲーマーとしては優秀だけど、他の先生がみんな自分よりもちゃんとした医者だって事に気づけ永夢。

レベル5のスタイルは…うーん、微妙すぎるw

 

予告。

いやいや、ふぞろいのドクターってのはどうなのよw

あ、先週のアメトークは見たよ。そういやアンガの田中もライダー俳優だったw 柴崎監督はジュウオウメイン監督なのにあえてか。

[] 勇者ヨシヒコと導かれし七人#9

http://www.tv-tokyo.co.jp/yoshihiko3/

監督・脚本:福田雄一

 

古い校舎を使って「キャバスの村」って言ってるのに完全に学校w

しかも廃校の危機って、村なのに廃校になったらまずいんじゃね?(笑)

そこで廃校回避で生徒を集めるためにアイドルグループを結成するって、どっかで聞いたようなよくありがち設定w

おまけにお金持ちの先輩のアルフレッド(執事みたいな名前だなw)がいかにもな少女漫画にありがちなライバルお金持ちキャラ。てかどう考えてもメレブが最初にやったライバルキャラとキャラ完全に被ってんだけど、ルックスとビジュアルが違うってだけで説得力が違うの不思議(笑)

今回は学園モノというシリーズ内での新規性もあるけど、やりたかったことはつまり山田様のクローズZEROなのね(笑)

どっからどう見てもこれクロゼロのキャラだし衣装も同じだったはず…と思ってたら鈴蘭のてっぺん取るとか言ってるし、やっぱり芹沢多摩雄まんまやんwww山田様カッケーwww

あ、ヒロインの子、彼女が川栄李奈なのね(AKB全く詳しくない)アイドルグループの衣装がどう見てもAKBだと思ったw

そしてヨシヒコの改変キャラはツンデレ腹黒どSキャラすぎるwwwヨシヒコの面影まったくナッシングwww

てかこのキャラって山崎賢人がやってた「オオカミ少女と黒王子」のキャラだよな、たぶん(流行りの少女漫画はよく知らない)黒勇者って言ってたし(笑)

アバンの盗賊もヒサの変身もなかったけど、モブの子たちがHKTだからしょうがないかw

2016-12-03

[] RANMARU 神の舌を持つ男 鬼灯デスロード編

http://ranmaru-movie.jp/

監督:堤幸彦 脚本:櫻井武晴

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堤幸彦監督が向井理を主演に描き、2016年7〜9月に放送されたコミカルミステリードラマ「神の舌を持つ男」の映画化。「絶対舌感」という特殊能力を持つ朝永蘭丸は、口内細菌を気にすることなくキスができる希有な相手失恋。傷心の旅の途上、怪しげな鬼灯村で行き倒れてしまう。人工呼吸された時、なぜか口内細菌に不快感のなかった女医・りんに興味を持った蘭丸は、村の温泉で働くことにするが、「子殺しの温泉」という悪評がある村の温泉に次々と不吉な出来事が巻き起こる。

 

この「RANMARU 神の舌を持つ男 酒蔵若旦那怪死事件の影に潜むテキサス男とボヘミアン女将、そして美人村医者を追い詰める謎のかごめかごめ老婆軍団と三賢者の村の呪いに2サスマニアwithミヤケンとゴッドタン、ベロンチョアドベンチャー!略して…蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編」というタイトルからしてすでにもう滑り気味なんだけど、このドラマをよくも映画化したなあって意味で関係者はとても心が強すぎるような気がする。普通はこのネタで何かしらの勝算があるとは思えない(苦笑)

てことで連ドラが楽しめた人なら大丈夫…としか。まあオレは面白かったし楽しめたよ、ほんと。小ネタ笑ったし。(ただ劇場の反応はイマイチ。そりゃそーだ)

あとこの中で唯一のカワイイ担当、向井理がちゃんとカワイかったしw

しかし相変わらず誰得な映画である。若いヒロインがいなくておっさんばかり!木村文乃はヒロインだけどそういう担当じゃないしむしろドラマより痛々しくなってる!ゲストヒロインが木村多江(木村繋がり!w)でそのお相手が市原隼人って、どこにそんな需要が?(役者さんがどうこうじゃなく)一応若手だと永瀬匡がいたからまだ救われたし、あの謎のばあさん連中も良かったけどさw

とにかく相変わらずむやみやたらな小ネタ祭り、でも今までの堤作品みたいに一撃必殺二度見必死の小ネタというわけでもなく、数撃ちゃ当たるタイプの見逃しても惜しくないタイプの小ネタなのでマニアック度も低し。

個人的には藤厚とうふ店(藤原じゃなかった!w)の86と、慕辺美庵(ボヘミアン、そして葛城ユキ)の女将が財前直見だからこその「QUIZ」ネタに懐かしさを感じて笑いました。そういや「QUIZ」って長らく話題になってないのはやっぱりネタがやばすぎたからかなあ…

ばばあチューチュートレインとか寛治の「真田丸の真田です」、あと渡辺哲の頭デカいネタは何気にジワジワ来るよ。最後はなぜか裸の大将だしwww

とにかく小ネタギャグのネタが普遍的でなくオーバー40な知ってないと楽しめないネタばかりなんだよなあ。その辺のセンスはどうなのかと。

あと舞台は山形なのに最初に蘭丸が行き倒れる場所が知る人ぞ知る群馬の岩船山で、(知ってたから)ものすごい違和感だった。

鬼灯村、茅葺屋根の民家が実際に人が住んでる集落みたいだったけど、ロケ地は京都みたいね。ここはスゴいなあ。劇中の女岩の場所は福知山で茅葺きの集落は美山の「かやぶきの里」という重要伝統的建造物保存地区らしい。(パンフより)

そういやパンフが「成分解明(ネタバレ)」と称する解説本の体裁になってて劇中の小ネタを網羅。しかしこの映画でも大事なポイントに道路陥没があるんだけど、こないだの博多の道路陥没がかぶってくるとはさすがに思わなかったろうなあ(苦笑)笑いごっちゃないけど。

 

まあ内容的にどうかといわれるとドラマ版と同じくはっきり言って微妙としか言いようがなくて、「TRICK」まではまだ横溝系ミステリーの体裁はあったけど、ややそれっぽいニオイはしつつもまったくそういう筋立てはないし、だからといって2時間サスペンスのパロディでもないという中途半端さ。

ストーリー展開も相変わらず蘭丸の三助設定は特に話に重大に関わることもなく単なるお色気コーナーレベルの扱い、殺人は起こるけどその犯人探しのミステリーにしてもなし崩しすぎて評価できないし、そこがこの作品の一番の欠陥だと思うなあ。

水の話はあの程度でよかったのかなあ。なんで中国資本にした?突っ込まないのに下手に突くのは藪蛇な気がするよ?

採水企業の土地の買い占めっててっきり何か重大なお宝が眠ってるのかと思ったのに、あれは単なる取水制限の話に繋がるんだろか?そこはっきりしなかったぞ。

地下水の取水制限と道路陥没も突っ込まない(罰しない)のはどういうつもりで入れたのか(しかもちょっとだけ重要)そ

っから地下水路を繋げた話、蘭丸が明らかに成分違うって言ってたはずなのに繋げていいのかよ、ダメじゃん。美味しい水にそうでもない水混ぜていいのかよ。酒蔵の水もそうだけど。(殺人の話は置いとくとする)そもそも酒蔵があるくらいおいしい水が沸くから採水してるって話だろ。酒蔵ないがしろのまま終わっていいのか?

こういうのはやはり脚本家方向性の問題なんだろか?本当になんでこのネタを櫻井さんにお願いしたんだ堤監督…

f:id:korohiti:20161204022359j:image パンフであるw

 

あとそうそう10月に新宿ピカデリーで展示してあった劇中車だよ。

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[] べっぴんさん第9週、男会ってw

http://www.nhk.or.jp/beppinsan/story/week9.html(公式にネタバレ表記あり)

 

今週は朝ドラの感想を沢山つぶやいたのでまとめとくっす。(週の感想を書きたいところだけどさすがにそこまでの余裕はないのだ)

べっぴんさんは演出も丁寧だし、いろいろよくできた脚本だなぁー

  • お店や仕事のことだけでなく母である女性たちが働くということ全般に手を広げてきてる展開がすごい。今もみんな同じことで悩んでる!と思わせるのが正しい朝ドラって感じ。
  • 将来のために手に職付けて自活したいとか奥さんたちが働き出したら、子供を保育所に預けたいって話なるのは必然。そこで子供が不憫だという価値観や夫の理解、義母が面倒見てくれるのはいいけど子供べったりで困るとか(孫依存)今の日本の現状が戦後となんら変わりないという対比が上手いなあ。
  • しかし夫たちはキアリスの会計がどんぶり勘定だと突っ込むわりに自分がやろうって人はいないのかw
  • というか奥さんたちがやってる商売の決定会議が常にご主人同伴てとこがなあ。まだ社会がそういう仕組みってことかなあ。
  • その上百貨店の出店でお店のタグを取ってくれと言われて納得できない、そのもやもやした気持ちまで描いてくるとは。男社会の合理的なやり方を彼女たちは納得してないのがよくわかる。だってキアリスのお客はそういう女性でお母さんたちなんだし、すみれたちの想いの方が正しいんだろな
  • いいけどキアリスの手刺繍のタグもリスの包装紙もとても可愛かった。あの手の手作り感満載なセンスが好きじゃないオレでもあれ可愛い〜と思った番組のセンス素晴らしいねw
  • キアリスと百貨店のやりとりで、商品の品質の良さよりもブランドイメージ(作り手の想いや信頼含む)で売れるのかどうかの瀬戸際に。しかし大急百貨店のお墨付き連呼の担当とそれに浮き立つ男どもの反応にちょっとイラッとするわw
  • これはクリエイターとビジネスの対立問題だよなー
  • 大急の担当者は「社長が是非に」って言ってるのにまったく下手の考証をしてこなくて、ずっと「大急やのに」って言ってるのおかしすぎるw
  • 明美ちゃんとこに来た兄さんは曽根崎の親分に追い出された兄さんだったのだ。しかもキアリスが品質保持でブランド構築しようとしてる時にパチもんでぼろ儲けしようという話。アホかw しかし名前も知らん状態からよくそこまで調べたなあw

大急の件は委託販売形式になりそうでひと安心。そのうち男会のヤツらをギャフンと言わせて欲しいわw

2016-12-02

[] 砂の塔 〜知りすぎた隣人#8

http://www.tbs.co.jp/sunanotou/

脚本:池田奈津子 演出:塚原あゆ子、棚澤孝義

 

亜紀を追い詰める弓子さんの言ってることは正論なんだけどお前が言うなだし、亜紀みたいに頭悪い感情的にしか行動しない母親に正論言っても意味ないと思うんだよねー。

というかそれ以前に、他人の子供を15年間育ててきた相手に対して「自分だったら完璧に母親が出来る」ってどういう自信だよ。実際には子供育ててないくせに。(これは彼女の投獄されるほどの罪にもよるけど)

いや百歩譲って収監されてたから子育てできなくて仕方がないっていうにしても、それと亜紀の子育てを責めるのはまったく理屈にあってないよ。さすがにこれは亜紀に同情する。

というか結局弓子さんのやりたかったことって高野家の乗っ取りなのか?

和樹くんは自分の息子だからにしてもいじめられてる事知ってて助けないでずっとストーカーしてるのは母親としてどうなのよ。何が地獄に落ちる覚悟なのかと。ストーカーだの監視だのってこと?犯罪だろ、何言ってんの?

まだ過去に何があったのかわからないから、今頃になって実の子供のに執着するのがどうなのかってのはあるけど、少なくとも健一とどういう話になって離婚したんだ?まあ普通に犯罪犯したらそうなるのかもだけど、その理由にもよるよなあ。そもそもなんかもうはっきりしない健一に一番ムカつくんだけど。むしろ不愉快。

前妻の事を黙ってたとか、弓子さんとはもう会わないといったのに会ってるしそれを黙ってるし、自分のことを棚に上げて24時間母親でいることを強要するって夫としてどうなのよ。会社はリストラ寸前だったり、亜紀のおかげでケータリングの仕事取れたのに(でもその見返りで犯罪に引きこまれてるし)専業主婦にすべてを押し付けられるくらいの稼ぎがあるのかよ。真面目になんで亜紀さんは健一中が良かったの?どこが良くてバツイチコブ付き男と結婚したの?

本当に地味に健一にムカつくよ。あいつも阿相ダンナと一緒に地獄に落ちればいいのに。

そしてお兄ちゃんもバカじゃないの?本当の親じゃないのは知ってたのに言い出せなくて試してたって、今まで実子のように育ててもらってたことをどう思ってんだ。しかも弓子に付け入られて実母の情報と引き換えに亜紀を捨てるつもりがあるのかって、捨てるくらいなら本人に聞けよ。ってかこの場合悪いのは亜紀じゃなく健一だろ。なんで健一に聞かないんだっていうこのドラマの展開が謎。

寛子さんもしばらくぶりに出てきたと思ったら、航平くんをデートに誘って断られたら逆切れで体操クラブに嘘チクってクビにするって逆上しすぎ。つーかそれ脅迫だから。犯罪だから。梨乃さんが止めてくれてんだろよ…もうこいつら夫婦ともども転落してあのタワマン出て行く羽目になればいいのにとしか。

しかも亜紀を突き飛ばして怪我させるって、もう訴えてやれよ…マンションの住民付き合いとかもういいから。切れとしか。

航平くんはもうなんかいいや、彼は何も悪くないよ。亜紀さんが好きだったことも仕方がないよ。むしろ歳の差がなければ健一なんかとくっつかなかったのにとしか。そう考えると逆に気の毒。まあ彼がハーメルン事件の犯人でないならだけど。

そしてこのドラマはハーメルン事件なのか弓子さんの過去なのかセレブママのマウンティングなのか、何が一番やりたいのかはっきりさせてくれよー

[] 地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子#9

http://www.ntv.co.jp/jimisugo/

脚本:中谷まゆみ 演出:小室直子 原作:宮木あや子

 

うわー、あの河野っちが仕事の校閲で痛恨のミス!しかも慢心からというダメな方のミス。逃げ恥ならドキュメンタリー風に客観視するとこだよ。妄想席、妄想席ー!

それにしても今週もまた盛りだくさんだった。ああ感想を何に絞って書くべきか、全部に突っ込みたくなって困るんだよなw

いやなんかね、逃げ恥と校閲ガールってものすごく裏と表だなぁと思って。

自己肯定出来ないコミュ障同士とポテンシャル高いリア充同士、恋愛にしてもちゃんと言わない人たちとハッキリ言う人たちなんだけど、今回はなぜか同じように気を使いすぎてダメになってる展開。

ただその気を使う相手が好きな相手なのか友人なのかって違いはあるけど、まさにその違いがこの2つのドラマのものすごい違いっていうか。

自己肯定感が強くて願えば必ず叶うくらいの勢いで人生楽しく生きていても思うようにならないことはあるわけで、だからこそ常に前向きにストレートにというのがえっちゃんなんだけど。

でもだからと言って周囲の人間の気持ちに無頓着なわけではなく、むしろ気を利かせすぎて自分が犠牲になることもあるってとこに共感してしまうし、なぜそこでそっち方向に考えるんだ〜ってテレビ見ててジタバタすんだよ。

コミュ障の人が生きづらいことは全然否定しないけど、リア充ポジティブだって生きづらいわけで、ドラマとして逃げ恥よりも校閲ガールに肩入れするのはそこなのよねw

 

まあこのドラマの常としてとにかく情報が回るの早いし、バカがいないから余計なことして大騒動になることもなく、意外と利己的で自己中人間いないからストレスもないのが良いところ。いいというのはお仕事の話をちゃんと楽しめるという意味で。

前置き長かったけど、えっちゃんの致命的ミスは副編の波田野さんがいうようにえっちゃん自身がLassy編集部にアピールしたいってことじゃなく、校閲の仕事の地味さに納得いかない、校閲の仕事をもっと認めて欲しいってことなのよね。まあ貝塚がそこをスルーするのもわかるけど。(しかも無理させたんだからお礼くらい言えよと思ったらちゃんとマカロン持っていくというドラマ的フォローが抜け目ないw)

しかもこのドラマのすごいのは視聴者のオレたちにもわかりやすく、校閲の仕事の何がすごいのかを見せてくれるとこだよ。

幸人に校閲という仕事の地味にスゴイところを見せてきた悦子が、それに影響されて世の中の地味にスゴイ人たちを取材した幸人にそれを逆に教えられること。それが恋愛云々ってことじゃなく人間的に尊敬できるかどうかってところなのも良かった。そんなことは言ってないけどそうなんだよな。

だから幸人がえっちゃんを好きだということに揺るぎがなくストレートなんだよ。いや森尾の件ではもしかしてと思ったりもしたけれど、幸人が悦子を好きだって気持ちは恋愛だけじゃないから揺るがないんだよな。生まれてきてくれてありがとうなんてセリフを心の底から言えるなんてそうそうないよ(笑)いいなあ、幸人カッコイイなあ。そういうカップルは幸せだなあw

悦子の仕事への情熱とエネルギーが校閲部のみなさんや貝塚や森尾、そして今回は今までルーティンワークで仕事をこなしていた波田野さんも変えたわけで。

だからこそ、ミスしてヘコんで地味になってる悦子にみんなが差し入れしてくれたアイテムの数々が悦子を逆に元気付けるという展開が素晴らしいです!羽多野さんも米くれたしw(というかあんな大量の米を会社に送ってくるってどうなのか。持ち帰れないだろw)(まあ小分けにしてるって時点でみんなに配れってことだろうけどw)

これからデートだという悦子にリップ塗ってくれるセシルもいいやつだよ。いつもはただの恋愛脳の量産型女子とか言っててゴメンw そして森尾がしてくれたスカーフがなんでグレー一色の地味なコーデをあんなにも輝かせるのかと。(一応突っ込むけど、あれはただの地味コーデではなくイマドキ風のワントーンコーデというやつですよ。だからスカーフの青が入るだけで見違えるわけですね。地味目モードになってても自然とワントーンにしてしまうえっちゃんのファッション力のスゴさですよ!w)

そして「スカーフ一枚で元気になれる!」ってのがファッションの力なんだよな。うん。

そうそう副編の波田野さんはこないだから何度か、幸人がモデルに決まった時と特集を任された時に森尾のことを疎むような描写があっただけにちょっとハラハラしてたんだよな。

その上で悦子の校閲ミスがあったりしたけど悪いのは悦子だし、アピール云々は邪推ではあるけど反論もできないしと思ってたら、森尾の仕事っぷりはちゃんと認めてくれたし、むしろ彼女自身のルーティンワークの見直しというとこに落としたのはスゴイなあと。

ほんとこのドラマって、基本的に人の足を引っ張ったり嫉妬したりするような人がいなくて気持ちいいね。

しかも雑誌の売り上げ減の理由がそのルーティンワークのやっつけ感であり、悦子が物申したかったのもまさにそこ、憧れの雑誌をやっつけでやって欲しくなかったってことだし、結局悦子のLassy愛だったっていう雨降って地固まるという詰め込みっぷり。ご都合という単語すら入る余地がねえw

幸人の取材の話もいい話だった!

当たり前のことを当たり前だと思えるのはそれを影で守ってる人たちがいるからで、当たり前が当たり前なのがまさに地味にスゴイってことだよな。幸人くんスゴイ、さすが作家さんだわw

しかしあの下調べノート(小道具って意味で)作るの大変だったろうなあw

雑誌の着まわしコーデのキャプションコメントオレもちゃんと見ちゃう方だけど、あれほんとトンチキでオカシイよなあw(そっちか)

幸人くんは森尾の家を出てどこに行ったのかと思ったら本郷先生のとこで。なんか嬉しそうでニヤニヤしてる本郷先生、ちょっとカワイイw

そしてホントマジでえっちゃん校閲部からLassyに異動になるの?えー!てか来週最終回なのー、いやーん!もっと見たいよー

2016-12-01

「神ってる」ってそんなに流行ってた?2年連続野球界の陰謀的な何かを感じるよ?(だからといって「ゲス不倫」もノーサンキューだけど)

[] エヴォリューション(同時上映「ネクター」)

http://www.uplink.co.jp/evolution/

監督・脚本:ルシール・アザリロビック

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エコール」で高く評価されたフランスの女性監督ルシール・アザリロビックが、女性と少年だけが暮らす謎めいた島で繰り広げられる美しくも恐ろしい「悪夢」を描いた異色ドラマ。少年と女性しか住んでいない島で母親と暮らす10歳の少年ニコラ。その島の少年たちは、全員が奇妙な医療行為の対象となっていた。そんな島の様子に違和感を覚えたニコラは、夜遅く外出する母親の後をつけてみることに。やがて海辺にたどり着いた彼は、母親がほかの女性たちと「ある行為」をしているのを目撃してしまう。

  • この映画『エヴォリューション』は、倫理や道徳を超えた 81分間の美しい“悪夢”か!? LONG予告と新ビジュアルが公開! http://cinefil.tokyo/_ct/17001067

この神々しく美し気なポスタービジュアルは釣りだったよ!本編の映像の殆どが暗くてグレーや青でジメジメしてて、めっちゃカルトなホラーだった。海怖い。なんだかわからない看護師さんたち怖い。

そしてそれ以上にこんな超絶フェチ?な映画よく撮ったなあ…としか。(ネタバレ後述)

この映画は81分だけど、18分の「ネクター」というエロい短編付き。これのお陰で何となく雰囲気は掴めた。この監督はテイストが一貫してるw

前情報は殆どなしで見に行ったんだけど、途中で監督が女性だとは気がついた。リンチとかクローネンバーグとかいってるけど、それほど不条理でもなく女性ならではのジメッとした生理的感覚からくる怖さがある気はする。

内容的にもまさに女性じゃないと描けないような相当危ない妄想映画。レイトでしか上映出来ないかもな。うん。

映像は本当に美しかった。色味とかバランスがアートっぽくて、グロと妄想とアートは紙一重。

こういう絵画って誰だっけと思ったけど思い出せなくて(そんなに詳しくない)、ネット記事にあったけどポール・デルヴォーとかジョルジュ・デ・キリコとかの現代アートな、そんな感じ。

画面構図とか配置、奥行き感、切り取り方が直線的で重々しく論理的で、それだけでアートな完成度があるんだけど、映像としては感覚的で生身に訴えてくるというか。病院の暗くて濡れてる感じとかあの食事のグチャッとした灰色のいかにも不味そうな色味とか海の中のカラフルな美しさと対象的な島の火山岩の黒と白い建物の無彩色な感じとか。というかあのロケーションがすばらしくこの映画に合っててスゴい。

あと主役の子がめちゃくちゃ美形でカワイイ!超どアップに耐えられる造形美素晴らしい!整った長いまつげすばらしいw

しかし映像はとても美しいけど話は本当に意味がわからない。わからなくてもいいけど解説は欲しいかも。(一応パンフは買ったけどまだ読んでないので)

あと映像がほぼ止めに近いのにずっと波の音か鼓動が鳴ってるからものすごく睡魔に襲われるよw

ただ内容的には40分くらいの中編でも良かったかも。

なんだかんだでわりと気にいってはいる。ジワジワくる。そもそもオレ、デヴィット・クローネンバーグとか好きだし。

ただもう一度見ろと言われたらちょっと迷うよw

以下ちょっとだけネタバレ。

 

 

そういう作品じゃないのはわかってて言うけど、結局あの彼女たちの正体がわからないままだよ。

ニコルが観覧車や赤毛の巻き毛の女性の絵を描いてたとこであの女性たちが本当のお母さんじゃないってのはわかったけど、観覧車を知らないってのは人間じゃないのかもって思わせるし。

集団の儀式みたいなのもなんか群体の海洋生物っぽいし、最後のステラも水中で呼吸してるような描写だったし。

そして絵のことから想像すると、あの少年たちはみんな攫われてきたのかなあ。儀式なのか実験なのか、でもタイトルは「エヴォリューション」=進化なんだけど、劇中でのそういう話ではないって気もするし。人間が進化したら少年が胎児を宿すとか出産できるとか、そんなわけねえよな。いやそれ自体何だったのかもわからないままだし。本当に何を生ませていたんだろう…?

少女じゃなく少年が何かを妊娠して出産するというネタの話なのにエロさがまったくなく、それ自体がグロい。淡々と宇宙人(海人?)に種付けされたっていう状況だけ。メタファーとしてはいままでも「エイリアン」なんかのSFホラー映画にあったような、おっさんに産み付けられた卵が孵って腹を食い破って出てくるっていうそっち系のグロさだし。少年がサれてるってだけで耽美的ホラーな美しさになるってのも狙いだと思うけど。

ただ年若い少年と女性だけというコミュニティ?はそれが母子じゃないというだけでものすごく不健全さというか不快感を感じて、やばそうな雰囲気はあった。だから最後にニコルがそこから脱出できた?のはほっとしたよ。彼がこれから向かっていくのはユートピアなのかディストピアなのかわからないこの世界であっても。あとの少年たちのことを思うと…

 

追記。

パンフは小さいけど布のハードカバー仕立てでちょっと豪華でカワイかったよ。

映画では殆ど説明がないんだけど、パンフには監督の意図や設定的な解説があったんで映画が気になってるなら買うべき。彼女たちの正体もそれとなく書かれてるし。

やっぱり「赤」はポイントだった。ヒトデの赤とかニコルの着てる服の赤とか。

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