学習メモ:AWS × Trac(Kanon)環境構築(Part.1)

Kanonって何?

TracWindows版がTrac Lightningと呼ばれていて、それのLinux版に派生した子がKanonです。

嬉しい事に
チケット(Trac)、バージョン管理(Git,Subversion,Mercurial,Bazaar)、CI(Jenkins)の3つの機能を統合して提供してくれます。
※公式サイト(http://kanon.ultimania.org/)より引用。

Kanon環境構築は一部編集が必要ですが、ALMiniumよりも素直に作成出来ました。
まず、Kanonを載せるOSを選びます。

今回も大好きなAWSのEC2を使用します。
1.対象OS
 ・Ubuntu Server 11.10
2.準備
 ・インスタンス生成後、公式よりKanonをダウンロードしてきます。
 ・Cyberduckでも何でもいいので、対象のインスタンスにアップロードします。
 ・ディレクトリは特に指定はなかったので、TMPフォルダ直下に配置しました。
 ・解凍する事を忘れてアップロードしてしまった方は、下記サイトが素敵に紹介しているので、一読あれ。
  ※http://linux.kororo.jp/cont/intro/comp_ext.php
3.展開
 ・インストールしますよ。といった質問に回答(y/n)
 ・ビルドツール入れますか。といった質問に回答(y/n)
 ・CIツール入れますか。といった質問に回答(y/n)
 ・(展開の初めからここまで10分程度)
4.確認
 ・展開後、http://(AWS IP)/trac/にアクセスをしてみる。
  が、503エラー発生していて、原因を調査してみた。
  同様の現象の解決方法が、下記エントリに記載されていたので、対処。
  どうやらapache2の階層を見れていない様子。
  ※http://d.hatena.ne.jp/waddledooo/20111216/1324065635

  <修正ファイル>
   $ sudo vi /etc/apache2/sites-available/kanon
  <修正内容>
   # WSGISocketPrefix run/wsgi
   WSGISocketPrefix /var/run/apache2/wsgi
  <Apacheの再起動>
   $ sudo service apache2 restart
5.再確認
  ・正常にアクセスが出来る事を確認。
6.プロジェクト作成
  ・Tracはプロジェクトを作成するにはコマンドを発行しなければならない。
   $ /opt/kanon/bin/kanon-create-project
  ・後はプロジェクト名やらリポジトリはどうするだの聞いてくるので答えるだけでオッケー。
7.完成

ALMiniumよりも楽にできてしまったこの環境。
WordPress同様、上手に使いたいと思います。

<追記:2012/12/18>
数ヶ月ぶりにAWSインスタンスを起動し、該当のプロジェクトを参照しようとしたのだが、
URLを忘却してしまっていたので、メモ。(ググれば沢山出るけれどもちゃんと自身でもメモしないとね)
 ・http://[AWSインスタンスIPアドレス]/trac
 ・http://[AWSインスタンスIPアドレス]/svn(おまけ)