dancyu10 コーヒー カフェラテ エスプレッソ

「辺境からコーヒー」という小特集で新潟燕市の「ツバメコーヒー」が大きく取り上げられていた。twitterでフォローしている北書店さんがときどきツバメコーヒーのことを記していて、名だけは知っていた。この度のdancyu記事のライター木村衣有子も北書店経由でツバメコーヒーを知ったとのこと(冒頭に記してある)。婦人倶楽部(佐渡のユニット)とか二階堂和美とか、その他もろもろ発信中です北書店。書皮協の皆さんとお邪魔しちゃってから、なんだか自分的に卒業しちゃった北書店です。もう少しいろいろわたしに時間やその他に余裕があったならずんずんリピートしたい新潟の小さくまったりな起爆剤です…でもってツバメコーヒー。

「(前略)…ここを始めてから、みんなに好かれるのは無理だと気がついた。ある人が強く共感するものは、別の人が強い違和感を持つ可能性のある要素でしかない…(後略)
「(前略)…で、普通だね、とか言われてもね。所詮その程度もものだってことはわかっていますから、、すいません。じゃあ、売るなよって言われるんで…(後略)」
「本音で、いや、焙煎まだまだです、とか言っているとコーヒーを買ってくれている人たちは、まだまだのものを買っている私ってどうなの、と思ってしまう。自分の正直さと、買ってくれている人たちへの誠実が矛盾しているような局面があって、難しいんです」

なんだか、分からないですね。文章を読んでも写真を見てもコーヒーの美味さが想像できない。隣の松浦珈琲なんてトップのおっさんの横姿からしてもう美味いコーヒー香が来るってのにね。電車に乗って行こうと思わすだけの魅力を見出せないのね。吉田町や分水町が燕市になっちゃったのはいいことだったか、ツバメコーヒーの今後にちょっとはかかてては、もちろんいないんだけどね。

Sports Graphic Number885 猛虎神撃

なんと間の悪い特集ではないか、昨日一昨日の試合は何だ!自分で勝手にコケてしまって。ま、戦犯は大和でいいね、本名前田大和だそうです。なんだか座りが悪くはないか。あのスクイズ失敗はぶざまでしたね、内外野守れる守備はいいのだからもうほんの少しの精進で、名選手になれるのに惜しいな悔しいなという選手です。阪神タイガースは母の贔屓チームです、母の弟さんが昔からのタイガースファンで職場でからかわれた(いわゆる暗黒時代=「猛虎春秋大辞典』参照)とぼやきを聞いてから俄然目覚めたという受動的ファンで、吉田村山とかラインバック、江夏、田淵を知ってはいないが、テレビのせいで選手の顔などよっぽどわたしより知っている。今度その弟さんが遊びに来るという話があって、母にいろいろ知識をと、購入しました。矢野・赤星・下柳による座談会も、面白くはあるがなんだかいまさら十日の菊めいてやっぱり残念。
85年阪神優勝で人死にが出たとか、タクシーがひっくり返されたとか、道頓堀のカーネル・サンダースとか、いやいや不気味だわね、そういう事が起こる都市って。

週刊朝日MOOK 武将の末裔

もともとは進取の気質にとんでいたホップス氏だったが、なにより貴族的になり毎朝官報を読み貴族院の様子なども詳しく知るようになったそうだ。

どうしてどうして、あつちへ落ちつくことなんどはまッぴらだ。わしはこれでもあれの側に居て、一寸後見をして居る積りなんだ。若い働きのあるものには結構な國だらうが、矢ッ張り、悪い處もあるな。全體、祖先なンといふことさへないし、侯爵といふものはなほのことだ
       (をはり)

若松賎子訳小公子ラスト部です。どうしてどうして、わたしも士族だの大名だのに興味はなかったのだが、10数年前に文春新書から出た中島繁雄著「大名の日本地図」で急に目覚めちゃいました。司馬遼太郎歴史小説が好きなくらいで、古文書だの歴史学にはまったく興味がなかったけれど{…日本地図」のおかげで三百諸侯という地図上の記号みたいなものが動き近づき、ちいさいなにかをわたしは貰ったらしい。
白石「藩翰譜」とか種本はいっぱいあるけど需要がないのか、時代小説の興隆があってもそれらはわたしをちっとも、知的興奮に誘ってくれない。まあでもこんなMOOKが出るということは、わたしとしても嬉しいかぎりです。
とてもうれしいインタビューがたくさんあって読み応えあったけれど、実をいうと「大名の日本地図」で1万石とかどうでもいい方々の末裔のほうを知りたかったなというのはあります…って、そりゃ自分でやりゃいいじゃんと、いやいや誰かやってよ。