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苫小牧福音教会 水草牧師のメモ帳

2016-06-27

あたらしい憲法草案のはなし

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自民党憲法改正草案2012年4月27日)についてのたいへんわかりやすい解説書です。まもなく参議院議員選挙があり、もしその結果、改憲志向する議員が三分の二の議席を占めると、衆議院はすでに三分の二の議席改憲派によって占められていますから改憲の発議がなされ、改憲国民投票実施されることになります。そうすると、この改正草案に近い形に憲法が変更される可能性が高いのです。今、改憲を願う人も、反対の人も、これは読むべき一冊です。文章は平明であり、本質を突いています。

 大事なところ一部だけ抜粋しておきます。

憲法三原則が変わります。

日本国憲法三原則とは、つぎの三つをさします。

国民主権

戦争放棄

基本的人権の尊重

 この三原則はとてもたいせつなものだと学校ではおそわったことでしょう。けれども、さきほども申しましたように、この三つの原則はどれもおかしいところがあるのです。つまり、みなさんは学校でいままで、まちがったことをおそわってきたのです。

 新しい憲法草案は、このような憲法のまちがいをただし、日本がよりよい国に生まれ変わるために、国を愛する人々が知恵を結集して考え出したものです。

 憲法草案、すなわちあたらしい憲法三原則はつぎの三つです。

国民主権の縮小

戦争放棄放棄

基本的人権制限

2016-06-26

自民改憲草案の「緊急事態条項」は「内閣独裁条項」である

http://webronza.asahi.com/politics/articles/2016030100008.html?iref=wr_fbpc

 リンク先の文章で、憲法学者木村草太さんが自民党憲法改正草案の目玉のひとつ、「緊急事態条項」について、切れ味鋭く説いています。緊急事態条項の内実は、内閣独裁条項であり、政府が「緊急事態だ」と好き勝手解釈すれば、これを施行することができる。

第一に、緊急事態宣言中、内閣は、「法律と同一の効力を有する政令を制定」できる。つまり、国民代表である国会の十分な議論を経ずに、国民権利制限したり、義務を設定したりすること、あるいは、統治に関わる法律内容を変更することが、内閣権限でできてしまうということだ。例えば、刑事訴訟法逮捕要件内閣限りの判断で変えてしまったり、裁判所法を変える政令を使って、裁判所権限を奪ったりすることもできるだろう。

 第二に、予算裏付けなしに、「財政必要支出その他の処分」を行うことができる。通常ならば、予算の審議を通じて国会行政権が適性に行使されるようチェックしている。この規定の下では、国会監視が及ばない中で不公平復興予算をばらまくといった事態も生じ得るだろう。

 第三に、「地方自治体の長に対して必要な指示をすることができる」。つまり、地方自治内閣意思制限できるということだが、これも濫用危険が大きい。

 例えば、どさくさに紛れて、首相の意に沿わない自治体の長に「辞任の指示」を出すような事態も考えられる。実際、ワイマール憲法下のドイツでは、右翼的中央政府が、緊急事態条項を使って社会党系のプロイセン政府指導者罷免したりした。今の日本に例えると、安倍内閣が、辺野古基地問題対立する翁長沖縄県知事罷免するようなものだろうか。

 第四に、緊急事態中は、基本的人権の「保障」は解除され、「尊重」に止まることになる。つまり、内閣は「人権侵害をしてはいけない」という義務から解かれ、内閣が「どうしても必要だ」と判断しさえすれば、人権侵害が許されることになる。

 

 首相緊急事態条項世界中どこの国でももっているものだというが、例のごとくウソあるいは不勉強である

 

つまり、アメリカ憲法は、大統領議会招集権限を与えているだけだし、ドイツ憲法も、議会権限手続き原則修正するだけであって、政府独立の立法権限を与えるものではない。また、フランス韓国憲法規定は、確かに一時的な立法権限大統領に与えているものの、その発動要件はかなり厳格で、そう使えるものではない。

 これに対し、先ほど述べたように、自民党草案提案する緊急事態条項は、発動要件曖昧な上に、政府権限不用意に拡大している。

 他の先進国憲法比較して見えてくるのは、自民党草案提案する緊急事態条項は、緊急時独裁権を与えるに等しい内容だということだ。こうした緊急時独裁条項を「多数の国が採用している」というのは、明らかに誇張だろう。

2016-06-25

日本国憲法前文

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 何度も読んでは来ましたが、日本国憲法前文が声に出して読まれるのを聞いてみると印象深いものがあります。

 私は特段民進党支持というわけではないので、次の選挙でどうするか考え中ですが、「基本的人権国民主権平和主義という三つの原理憲法から取り除かねばならない」というような人物を法務大臣に据えていた党だけは支持できません。

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紙芝居の塗り絵

 紙芝居塗り絵って、結構おもしろいけれど、結構時間かかりますねえ。明日聖書子ども紙芝居の当番の青年が、お勤めの都合で急遽、わたしにお鉢が回ってきました。

 使徒パウロが、裁判にかけられて、ローマ皇帝に上訴することによって、囚人としてローマに行く船旅が大荒れに荒れた件。この春の引越しで、茨城県大洗から苫小牧まで「さんふらわあ」に乗ったことを思い出しました。海が荒れなくて助かりました。

2016-06-23

北海道聖書学院1学期講義おわり

今日北海道聖書学院で1学期最後講義でした。来週は試験です。担当したのは、キリスト論・救済論。キリスト論と救済論とを統合したクラスです。少し時間が足りないと感じて走りましたが、まあ、一応話すべきことは話せたかなと思います。かなり多くのレジュメとなりました。

 以前、東京基督神学校で4年間教えたのは教会史でしたが、こちらでの担当組織神学なので、新たにノートをつくって臨みました。教理史をおさえつつ、仲保者キリスト論をもって、創造論と救済論と教会論を統合して把握するということを試みました。

 神学生たちがクラス最後にくださった手紙によると、多くの発見と今まで学んできたことの整理ができたとのことです。

学生たちは、来週は試験、そのあとカンボジア研修だそうです。

チャペルでは八尋先生お話がうかがえて私は楽しみでした。牧会者の自己管理について、今日は教えていただきました。先生実践神学クラスを多く担当してくださっています。

北海道聖書学院は小規模な神学校です。落ち着いて学び、伝道者・牧会者としての備えをするのに良い神学校だと思います。学費が安いので、主に従うために舟も網も親も後にしてきた人でも学べます。

来学期は私はお休みなので、三学期聖霊論と次年度の現代神学終末論ノートを準備をするつもりです。

2016-06-21

改憲を目指す議員たちの本音にはビックリ

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自民党憲法改正草案が出されたときに開かれた「憲法改正誓いの儀式」の内容にびっくりしました。これが、あの人たちの本音なのですねえ。一番びっくりしたのは「基本的人権国民主権平和主義・・・これを無くさなければほんとうの自主憲法にはならない。」という、元法務大臣トンデモ発言。こういう極右勢力に日本政府がのっとられているという悪夢のような現実。次の選挙は、非常に重要選挙です。

いつも祈ることは、

 ローマ書13章1-7節にあるように、政府が神のしもべとして、仝正な社会を維持し、経済格差是正するという二つの務めを果たすように。

 申命記17章14-20節にあるように、政府憲法の下に謙遜になり、軍備拡張私利私欲に走らぬように。

 黙示録13章にあるように、政府悪魔から解放されて、マスメディア教育行政をもちいて国民洗脳するのをやめるように。