インカレロード

遅くなってしまい、申し訳ありません。近頃の日々が過ぎていく速さには驚くばかりです。
インカレ、結果は36位でした。

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―今回のレースはいかがでしたか。
「今までで一番タフなレースでした。しかし、エキサイティングで、初めて走って良かったなと思えました。練習で十分に苦しい思いをしていて、それが嫌になるピークも越えていたので、ギリギリでしたが完走できました。それでも、メイン集団から千切れるなという話にはなりますよね。」
―そうですね。何を目標にしていたのでしょうか?
「今の自分の実力からして、完走できれば良いと考えていました。個ロードと全日本の経験からして、集団の前方で展開すること、そして補給に注意して足を攣らないようにすることが出来れば大丈夫だと思っていました。あとは諦めないこと。」
―あなたはすぐに諦めてしまいますからね。達成具合に関しては?
「序盤から補給は取って、ジェルを飲んでいましたが、結局90km過ぎの地点で攣ってしまって。でも、ボトル内のコーラをほぼ全て飲んで、復活することができました。前半からコーラをオーダーしておいてよかった。あと、少人数集団になってもうまく展開できましたが、千切れた直後の周回の登りで、必死に浅井さんに付いていくべきだったなと反省しています。致命傷になっていてもおかしくなかった。」
―レースの前はいかが過ごしていたのでしょう?
「リラックスできていました。長期スパンで準備してきたと言いたいところですが、完全に付け焼刃で…それでも小浜にも行って、望みうる準備はしてきたと思って。大好きなお酒もなるべく控えて、食事にも気を使って。体は絞れていましたし、調整は上手くいったと思っています。」
―集団内での走りは上手くいきましたか?
「アップを早めに切り上げて並んだのに、その後のドサクサの中で最後尾にいる自分を発見したときには残念に思いました。で、いつものように登りで位置を挽回しなければなりませんでしたが、登りで焦って踏みすぎることはなく、足を残しながら上がれました。対して下りでは、ポジションを下げてないよう努めましたが、やはり隅から入られてしまう。これが今後の課題です。」
―ところで、あなたは千切れましたよね?あれは何故なのですか。
「アタックが掛かったとき、それについていく足は残したつもりでした。しかし、攣ってからドリンクを大量に摂取していたので、ここで補給を取らなければこの先は終わりだと思って、そちらを優先してしまったのです。問題は、なかなか左側のラインに入れないことで、ここで後れをとってしまいました。あそこで食らいついていった方が良かったのか、それは分かりません。でも、せっかく石山さんが最後にいて下さったので、1度に2本とっても良くて、そうすれば存分に反応もできた。そういうところに、まだ頭が回らないなと。情けないですね。」
―…そうですね。
「でも、今シーズンの自分の状態からすれば、この結果には満足しています。これ以上を望むには、弛まずにハードワークを続けなければなりませんね。」

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今回はたくさんのサポート、OBの方のお力添えによって、走ることができました。成績の安定しない私にとっては、これが非常に助けになります。工大の久乗さんにもお世話になりました。ありがとうございました。

奥歯を食いしばれ

9/1  休養日。白馬へ移動。なんとなくクリテコースを3周して、エスカルプラザにてミニトマトを買って帰ったサイクリング。
9/2 試走。3周。いつものように流してパリッとモガク。
9/3 インカレロード  ストレッチしなければと思いつつも、疲労困憊でベッドに直行してしまった。
9/4 トレランのつもりで家を出て、結局歩いて山登り。やはり昨日の疲れが残る。奥の院1周してボーっと景色を眺めて英気を養う。
9/5 70km 京北サイクリング。
9/6 85km 花脊サンダイコー
  花脊20分3秒で、25を履いていて、タイムアタックするつもりじゃなかったにしては良い出来。平地は流すものの、1回生は若干辛そう。峠は良くなってきたけど、それだけではいけないよ。
9/7 ピストローラー 45分   疲労アリ
9/8 休養日 ローラー流し 30分 

さつまいも収穫

畑のさつまいも収穫しました。あとは山形村で長芋と米と黒ニンニク収穫すれば晴れて収穫祭ができる。因みにさつまいもの次はニンニクを植えようと思ってます。収穫は春なので新歓でニンニクパーティするのが夢。さつまいもの使い道としては今の所干し芋、芋ご飯、焼き芋。

plan
山形村に向けてテーパリング。

do
4 エブミ流し

5 30s*10@将軍塚

6 将軍塚一本

7 宇治川 ダイエットライド
バームの力で脂肪を搾り取った。

8 休み
さつまいも収穫with福原

9 山形村試走。

10山形村

check
まぁ山形村昇格したしよかったよかった。

action
山形村のレースレポートにある通り

2017 09/02 AACA 長良川 

1-2 4/8周目でDNF。 29.9km
1周目 試走してなかったのでコーナーに戸惑いつつも、集団にはいれた。
2周目 初めのコーナー2連続でビビって、その後の加速についていけずちぎれる。集団に戻れる距離を保ったまま1周してしまう。体力の無駄遣いだったので頑張って集団に戻るべきだった。
3,4周目 ちぎれてたおじさんと回しながら何人か抜きつつ拾いつつ。ちぎれてからもコーナーがうまく曲がれなかった。
(反省)
前回の長良川は楽勝だったと聞いていたがそういう情報は全くあてにならないもんだなと思った。当たり前だけど。風向きも違うわけだし、そういう意味では今回はコーナー後のペースアップがきついであろうことは予期すべきだった。毎回ちぎれ方が同じで、自分に成長が見られないのが残念なレースだった。

2017 09/03 けいはんな

C2 2.36×8周 33/33位
1周目 リアルスタート後もそこまでペース上がらず。集団の真ん中に位置どる。
2~4周目 下り後のコーナーで抜かされ、差がつく。踏んで平地と上りで追いつく、というのを繰り返す。4周目の上りでバテて、下りで集団と差が開く。ちぎれる。
5周目 集団に戻るよ、と声をかけてくれた人がいたので後ろにつかせてもらう。つくのが精一杯。
6~8周目 2人で走り続けてなんとかゴール。
(反省)
形はどうであれ、とりあえず初完走だったのでよかった。とはいえ、今までのレースに比べペースアップがぬるかったので、ちぎれている自分はまだまだ未熟だと感じる。すすたさんとお話した結果、姿勢の高さとコーナーの曲がり方で体力のロスが大きいことが課題だとわかった。後ろの人に抜いてもらいつつ加速する等、一人でガンガン踏む時間を減らす工夫をしていきたい。あと自走はアップにしては強度高かったかなという反省。帰りは練習法だったりレースについて反省会をしつつ帰った。

2017 09/01~09/08

09/01 京見(11’46) 22.8km
 レース続くので軽め。一人でも11分出るようになった。
09/02 aaca長良川 29.9km
09/03 けいはんな 19.9km 自走93.6km
09/04 off
09/05 off
 午前用事あり、午後からボックスへ。岡本さんに教わりつつ無心で振れ取りをしていたら練習するタイミングを逃した。時間を忘れる振れ取り恐ろしや。授業中にでもやろう。
09/06 江文→花背(22’50)→サンダイコー→栗尾→裏京見 with岡本さん,牧さん,福原さん,熊谷,山本 87.8km
 姿勢の高さを指摘されるが、体の曲げ方がいまいちわからない。こんな奴見たことないとまで言われてしまった。空気抵抗少なく走れるようになりたい。花背は早い人にちぎれるまでついてく戦法をとる。ということで岡本さんにつくが、5,6分でついていけなくなる。つづら手前まではついて行くのが目標。2つ目のつづらで脇腹が痛くなりたれる。修行不足。次回は22分前半いけそう。ベスト更新したけど山本に負けたのは悔しい。花背の下り、路面濡れにビビって自分でも驚くほどタラタラ下ってしまい、ちぎれる。京北までフルもがきしたが追いつけず。一人だったが心拍下がらんように頑張れた。コンビニにいた皆さんに気づかず栗尾へ。栗尾で呼吸を整え、以降もがいて帰る。寂しかったがいい練習だった。
09/07 ローラー
 牧さんにフォームを見てもらう。色々試行錯誤した結果、やはり身体が尋常なくかたいので姿勢が高いという結論に。毎日しっかりストレッチをしないといけない。ポジションもかなりいじった。ハンドルがゴリゴリしていたのでフォーク周辺の整備も教えてもらう。
09/08 京見→持越 with熊谷 38.5km
 足が重くてもがけなかったので持越を回って帰る。持越でチャリがガチャコンうるさかったのでよく見たら、後輪がうまくはまっておらずフォークやシューに擦っていた。重いわけである。

なんか今週はチャリをいじってばっかりだった。身体のかたさと下りの恐怖とたたかう毎日

インカレ2017 美麻

インカレが終わって無になってから気づいたら5日も経っていたそうで、忘れたこともたくさん。

◇レース概要
ロードレースのみに4人が出場。
1周目できれいに逃げが決まり、集団の人数は多め。西浦8周dnf。
集団がちょうどこの周回が完了するときにかかったアタックで牧がちぎれる。一緒にちぎれた人と回して完走。
福原は12周目完了時(?)に落車するも完走28位。岡本はずっとメイン集団15位。

◇コース特徴
美麻地区 12.6km×14周=176.4km。もうちょっと短いという噂もある。
コースはいつもの美麻と同じだけど、補給地点がRCSとは違っていて、残り500〜200m。ピットは〜500m。(RCSの方はスタート後)
残り500mあたりは傾斜が緩めなので人気。そこから少しきつくなって、いったん緩んだところは路肩が広いからオススメ。ここからは斜度が一気に上がる。
駐車場からは少し歩かないといけないので、台車があると補給を運びやすくてよい。

◇レース前
ブエルタも練習日誌も見たくない状態のままインカレが始まった。
自分だけ先に現地入りしていて、持っていくものを一緒に準備できないので、持ち物リストを送る。同じものが部室にあるかは先に確認。
別レースがあるからインカレ出ない人のライセンスはおいてきてねって言ったけど、安全ピンはたくさん持ってきてと言わなかったことは反省。aacaはもらえないけど、けいはんなはホビーだからもらえるんです。

前日の監督会議は、トラックでもらったパンフレットを(産大に1ついただいて)持参。途中からこちらにしか載ってない地図で説明が始まったので、結果的にはこれが正解だった。
要項と異なるところを中心に1回生にメモを取ってもらいながら、自分も大事なところはメモ。
その後、コース、補給地点、駐車場を確認。
2年前は雨で駐車場は道路沿いが取り合いになったなぁとか思いつつ行ってみると、すでに何校かテントを張っていたのでうちも張っておいた。今年は男子よりも女子のスタートが早く、出場校も多いので先にとれてよかった。

夕食後にミーティング。
監督会議の内容を話し、補給周回、補給内容を確認。
そして、ゼッケン貼り。1枚につき周囲8本中央1本のインカレ特別9本体制。もっと数があったら13〜15本くらいにはしたかった。ポケットは使えるようにね!

◇レース当日
テントで場所取りをしたとはいえ駐車場の混雑は予想されたので、サポート陣は選手よりも1時間早く出発。7時着(女子7:45、男子10:00スタート)だったけどすでに車はたくさん。12℃寒い。
着いてからは暇なので1回生たちにボトルに大学名を書いてもらう。
わたしはというと、京大のところにいても発狂しそうなので、両サイドの東大、立命にご挨拶。それでもそわそわするので、1人でドーピングの紙を提出しに行ったり、お手洗いと検車の場所と混雑具合を確認したり。朝早いからか寒いけれど並んでいなかった。個ロードのときは寒くて行列だったなぁ〜

女子のスタートを確認した後は補給の場所取り。工大のサポートもする形で選手は4人だけど、補給地点開始、終了地点と路肩の広いところの3ヶ所ゲット!後で移動するときには斜度が一番きついところも人がいっぱいだったから、ほんとに先に行っててよかった。
駐車場に戻った後は検車開始20分ほど前から検車の順番待ちをしてもらう。アップが早く終わりそうな福原の分から順番に〜って思ったけど、自転車の数があったのでとりあえず4人に行ってもらう。案の定岡本はぎりぎりまでアップ。検車は行列できてたけどゆるゆるだったらしい。トラックはすんごい厳しかったのに。
あとは広報用の写真を撮ろうとしたり嫌がられたり。

スタートの場所取りはできないので、早く行きやーと声をかけてスタートまでの時間を伝えるのみ。
スタート前はカオスすぎたけど、全員スタートするのは確認。補給地点へ向かう。
3ヶ所の配置は、前2ヶ所は補給物資たくさん、最後の1ヶ所は失敗用にそれぞれ1本ずつ。真ん中を本部にしてそこにわたしが入った。
前日に聞いた補給内容から、パウダー系+毎回ゼリーの2人とスポドリ系の2人にきれいに分かれたので2ヶ所はその分け方。
補給地点は誰がどこにいて、どの選手の分を持っているかはスタート前にちゃんと言っておいた。(だからできるだけ同じ場所で補給する選手は連続して来てほしくなかったです)

レース中はサポート陣のライングループを作って、毎周回誰がどこにいるか確認。ケータイの電池との格闘が始まる。本当なら、先頭とのタイム差、集団の人数なども全部メモしたかったけどできず。頭と紙に記憶。
補給開始は4周回完了時だけど、それまではここにいますよアピール。一回生には言ったけど、せっかく1ヶ所につき2人いるんだから補給地点を2人同時に離れることはないようにしてください。
熊野で一緒だった藤田くんに間違えて渡しそうになったりしたけど、周回を順調に消化。コーラって言われてないけど、残り40kmきったのでそろそろコーラでは?と思ってコーラ!コーラ!言いながら渡そうとしたら反応ないからそのまま渡したら違うかったらしい。岡本くんごめんね。言われてからにするべきでした。
残り2周からは完走後に備えてお片付け。
ラスト補給が終わった後は急いで撤収、車に戻ってローラー出してもらう人と、ゴール後に待機する人に分かれる。

岡本が1番にゴール、第一声が「1人で大丈夫です」。はい。
最後脚動かなくてぬかれたんかなーとか思いつつ、そんなことより横で瀕死の北野くんの周りに誰もいなかったのでそっちに行って水をかけて影にする。
そうしているうちに福原、牧もゴール。こっちはずっとぺらぺら〜ぺらぺら〜。2年前の記憶だと完走した選手はサポートに引きづられながら駐車場の坂を上がってたから、3人とも元気そうでなにより。
よく考えたらゴール後組に水もってきてねってちゃんと言わなかったなって思いながら2人に水をかけた。
ここからはうるうるしてたこと以外記憶が全くない。
閉会式に先に行かせていただいてありがとうございました。


文章中に書けなかったこと
・コーラの炭酸抜く方法
やっぱりいました。炭酸抜く人。牧ちゃん。
まずペットボトルからボトルに注ぐときに高いところから注ぐ。空きボトルがある場合は、2つを使って高いところから注ぐを繰り返す。
空きボトルがないときは、ちょっとふってふたあけてを繰り返す。

・ボトルにゼリー貼り付ける方法
キャップがあるものはいつも通り、ちょっとキャップをゆるめてはりつける。
メイタンみたいにないやつは、もう特に口をちぎらずに貼り付ければいいらしい。変に先にちぎっても手がべたべたになるとか。まあレース前に話す余裕あれば確認した方がいいかも。
ここでレース前に外回りしてたつけがまわってきて、ゴミが出ないタイプのものは初めてだったので迷う。先に話しておけばよかった。ゼリーを引っ張れば口が開くようにしていたけど別に自分で開けられるそうです。(ちゃんとフィードバックはしました)

くっつける際のテープはめくりやすいように端を折り曲げておいた。あと、マスキングテープだとそもそも引っ張ればちぎれる気もした。
今回はボトルにくっつけてとの指示だったけど、ゼリーだけはやっぱり取りにくいから、寒くて水いらない時はゼリーだけいくつもくっつけて渡すとかもありかなと思った。

・補給に失敗したら
失敗しても落としたボトルは見ない方がいいと思います。見てる間にボトル取りたい選手来るかもしれないからね。それより、次のボトルの準備を。
明らかに自分が渡す選手がしばらく来ないなら、足元に落ちてる場合のみ拾ってもいいかも。
あと、選手にちゃんとボトル渡せたか不安でも、渡した後は後ろを振り向かない方がいいと思います。集団はどんどん次の選手がやってくるから危ないです。


皆さん、お疲れさまでした。


[9/15 追記]
補給地点の場所について
やっぱり一番下の傾斜が緩いところは人気なようで、そこは選手が集まってきて危ないし位置落とすから、左のラインに入りたくないという意見もありました。傾斜きついところでも取れるし、とのこと。でも人によってはそんなことはないとか。
宗教はだいじなので、時間あれば選手と相談するのがいいかも。
個人的には、集団が人数少なくなってくると補給前のアタックで反応してかつ補給をとるならやっぱり坂の下の方がいいような気もした。

あと、補給地点の手前に、選手の欲しいもの聞く人をおいてほしいとの意見もあった。大きい大会は特に、サポートが何人いても足りないな〜

8(金)24km、1.0h、TSS50、固定で1分走と30秒走をそれぞれ2本。

<練習内容>
 固定ローラーで調整を行った。1分走と30秒走をそれぞれ2本。ハードかつ短い練習で調子アップと回復の両方を狙う。心拍は最高でも169bpmと、つらすぎずサボりすぎずの狙った負荷をかけられたように思う。立ち漕ギストの私としては座りっぱなしのローラーは苦手なのだが、今日はいい感じだった。調子はいいのだと思われる。

0:48 489W アップ不足否めず。つらい。
0:30 674W 踏みすぎだが調子良い。
0:31 612W
1:00 516W 脚がよく回った。

夏休み しのごのいわず 美山いけ

<練習の強度と時間について>
 最近の1回生の練習について思うところがあるのでこの場を借りて書く。長くなりそうなんで先に結論から言うと、「流しめのサンダイコーって意味なくね?」である。

 時々言っているが、練習は強度×時間で考えなければならない。その観点でざっくり分けると、練習は以下の4つのマトリクスに分類される。

1高強度×長時間 2高強度×短時間
3低強度×長時間 4低強度×短時間

 もちろんそれぞれ効用は異なっていて、強くなるためのものとコンディションを整えるものがある。

 1から順番に説明する。高強度×長時間は言うまでもなく強くなるための練習だ。イメージで言うと美山に行って全ての峠をもがき倒すような感じ。ロードレースで強くなろうと思ったら週2回くらいはこういう練習で体を破壊しなければならないだろう。私の場合、週3回以上やると体が不可逆的に破壊される。頻度には注意が必要だ。岡本のように体が強いパターンもあるので、最適な頻度は体質や年齢、休養や食事によって変わってくると思われる。とはいえ、1回生は若くかつ休養の時間も長く取れ、しかも弱いから大してもがけないので、夏休みの間は2日に1回のペースで行うべきだし、できるはずだ。当面はこれをやってほしい。

 2の高強度×短時間は、追い込み方によって調整目的にもなるし強化目的にもなる。
 今丁度私がやっているのはレース前の調整目的のもので、限界までは追い込んでいない。高強度とはいえ短時間なので負荷は少ないから十分回復するし、強度をあげ刺激を入れることで調子も保てる(気がする)。レースの重要度によって調整するかどうかは変わるが、基本レース前3日くらいはこんな感じで行けば大外しはしない。
 一方、限界まで追い込むことで高強度×短時間は強化目的に変わる。授業があるときのように練習時間が取れないときは、短時間で限界まで追い込まねばならない。徹底的に、脚がついてるかどうかわからなくなるくらいまで追い込む。具体的に書くと、山中TT3本とか、将軍塚5本とかそんなイメージ。あるいはローラーで20分走数本。これらは1時間半あればこなせる。タバタにいたっては30分で全部終わる。ただし、弱いままだとどうしてももがけないし追い込めないから、夏休みの間にある程度もがけるようになるまで、高強度×長時間な練習で自分をいじめ抜いてほしい。

 3の低強度×長時間はいわゆるLSDと言われるものだ。ただし、ここでのLongとは4時間以上(できれば6時間程度)のことで、Slowってのもイメージよりずっと速いというのは知っておいてほしい。ダラダラ2時間程度走ってもほとんど強くならない。
 特に一回生はまだわからないと思うが、一回もがく能力と複数回もがく能力って違うし、またそれらの能力と長距離疲労せず乗り続ける能力ってのは、やっぱり違う。どうもこのLSDは長距離を疲労せず乗り続ける能力を鍛えるような気がしている。未だにLSD要不要に関しては諸説入り乱れ狂っているが、長距離のロードレースで活躍しようと思ったら、結局必要なんじゃないかなあというのが私の考えである。

 4の低強度×短時間はいわゆる回復走というやつだ、30分〜1時間程度汗を流して終わり。きつい練習やレースの次の日のように疲労がたまった時はこれでおしまいにしたほうが良い。よく勘違いされがちだが、練習した後に強くなるのではなく、回復した後に強くなる。

 長々と書いたわけだが、強くなるための練習なのか、それともコンディションを整えるための練習なのか、はっきりさせた上で練習に臨むべきだという点は覚えておいてほしい。例えば今週の私のトレーニングは、水曜日は強くなるため、それ以外は全てレースに向けてコンディションを整えるために行っている。
 その意味で、「流しめのサンダイコー」とか、「流しめの宇治川」というのは私からするとどうしても中途半端に感じてしまう。回復にしては長すぎるし、強くなりたいなら強度も時間が足りない。ダイエットとか、サイクリングで人間の心を取り戻す、といった別の目的があるなら話はかわるが…。調整ってのは個人差があるので難しいとこではあるが、少なくとも、その練習は強化目的なのかコンディション目的か、という視点をもって強度と時間をコントロールしていただきたい。