東大工学部西成活裕准教授がシミュレーションによってジッパー(ファスナー)法を発見したようです。

id:prepreさんがトラバしてくれたので気がついた。
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007081420.html

織り込み合流の場合、図のように2方向から合流した車が、次の分岐点までの短い区間で右に左にクロスし合う。事故も多発し、事故がなくても渋滞になりやすい。そこで生かされるのが「交互合流」という考え方だ。

 「シミュレーションの結果では、右から左、左から右に車線変更する車が、交互に合流するというルールを完全に守るだけで、実は小菅の渋滞はほぼ解消するんです」

ドイツで理論が提唱されて、実験されて、法制化まで終わったのが90年代だったか80年代だったかと...と、思い出せないほどの忘却の彼方。かの有名なドイツ交通法の「ジッパー法」とか「ファスナー法」とか言われてる奴ですね。そして実データも豊富に蓄積してる。
何故にシミュレーション?歴史研究じゃなくて?

もっとも、日本の交通法制は非常に遅れていて、いまだに1949年道路交通条約の段階でストップしていて、確か政府公約であったはずの1968道路交通条約への加入も1971年以来たなざらしになったままだ。おまけに今度の道路交通法改正で、その道のりはさらに遠くなった。
こういう刺激もすこしくらいあった方がいいのかもしれない。
#こういう事書くと、すぐ官僚批判が出そうだけど、どっちかっていうと行政ではなく政治の問題。元々政治主導だったのに小泉改革でさらに政治主導に舵を切ったから、当分前に進む事は期待できないんじゃないかな。

車線変更の部分禁止はオレンジのペンキを塗り、交互合流の看板でも立てるだけ

元の話に戻ると、小菅でも東名のICの合流地点でもいいけど、合流禁止箇所で安全地帯つっきって合流してくる奴がバカスカいるのですが.....加速レーンに入らないで安全地帯に頭突っ込んで止まってる奴の後ろに大渋滞とか見た事ないのかなぁ.....

個人的にはそれで小菅の渋滞が一時的に緩和しても、それが東京圏の経済優位性を上げる物である限り、小菅の渋滞はなくならないか、それに代わる渋滞が近辺に発生するだろうと思うけどね。
どうしてそう思うかはhttp://d.hatena.ne.jp/kumakuma1967/20050326#p1に書いた気がする。

どっちなんだろう

食べ続けると記憶力減退…中国で今度は「人工卵」
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070814/chn070814002.htm

工卵の原料は、食品に粘り気を付けるために使われるアルギン酸ナトリウムがベースで、これにゼラチンや水などを混ぜて卵白を製造。卵黄は豆腐の凝固剤などに使われる塩化カルシウムやデンプン、小麦粉などを混ぜ、黄色の着色料で色付けして完成する。

殻の中身は人工イクラとほぼ同じだ。

また、我が国では食べ続ける事によってアルツハイマーを予防するとして、食品にアルギン酸ナトリウムを大量添加すると特定保健用食品に認定されるようだ。

ものすごく判断に苦しむニュースだが、中国も日本もどっちも大変にダメな感じがする。