最近読んだ本

ぴにおん!

文/樋口司 絵/タカハル(MF文庫J

読み終わってもタイトルの意味が分からなかったぱにーに(=゚ω゚)ノです、こんにちは。CLOWNさんに借りました。
主人公与四郎のモノローグで物語が進む文体は、新刊が無期限延期な某ハルヒみたいな印象を受けました。まず間違いなく影響を受けているでしょう。
大まかには主人公のある能力がモテに繋がるいわゆるモテモテハーレム系ライトノベルです。モノローグ語りに妄想も混じるのでやや読みづらい感じもあります。総じて嫌いな人はとことん嫌いな。

あかね色に染まる坂-長瀬湊の恋色-

文/真慈真雄 表紙/涼香 挿絵/ピエ〜ル☆よしお(二次元ゲーム文庫)

一般向けかと思ったらエロ本でした。もちろんCLOWNさんが貸してくれたものです。自分で買ったんじゃ無いですよ('ω'`)
内容は長瀬湊ED後のお話。EDは勃起不全ではなくエンディングの略です。学園制服、メイド服、テニスウェアetc...とコスプレ要素が高かったのがとてもヨスヨス。っていうか実妹なんだね。ソフ倫規制緩和バンザイです。
本編とは関係ないんですが、ちらっと中見て挿絵がピエ〜ル☆よしおだと一目で分かった県商の虎さんはさすが賢者リセラーだと思いました(>_<) 普通の人は聞いた事すら無いよね。もちろん、ぱにーに(=゚ω゚)ノも知りませんでした。

とらドラ!スピンオフ2

著/竹宮ゆゆこ イラスト/ヤス

ギャグはやっぱり微妙につまらなかった。6巻位から多用してるハイテンションのノリで場をかき乱すってのはそろそろやめたほうが良いと思います。字数が稼げるんだろうけど、そのギャグ自体は別に面白くないから、ノリに合わない人にはまたページ稼いでるなーという印象しか残らないと思うので。
唯一のシリアス「春になったら群馬に行こう!」はまだ昔ながらのゆゆぽ節で良かったかな? 春田が実は芯が通ったキャラだって所にスポット当てて書いてたし。内容がある、本編と深くリンクした短編と言うか。エロスもあったしねo(^-^)o
そういう訳でギャグよりもシリアス重視で書いてくださいお願いします(>_<)

灼眼のシャナ18

著/高橋弥七郎 イラスト/いとうのいぢ電撃文庫


Q1.所在不明な敵本拠地をどうやって探すんですか?
A1.敵本拠地に反応するアイテムがあるから問題ありません!


Q2.敵本拠地にたどり着くには防衛網を攻略しないといけないよね?
A2.相手の本拠地には秘密のワープ装置で行けるから問題ありません!


Q3.10倍100倍1000倍の圧倒的な戦力差をどうやってひっくり返すの?
A3.1人で100人相手にしても余裕なくらい個人戦闘能力に圧倒的な開きがあるんで問題ありません!


Q4.でも盟主とか三本柱出てきたらヤバいですよね?
A4.大事な用事で全員出払ってていないから問題ありません!


Q5.シャナの愛刀が奪われたままだけど、どうやって取り返すんですか?
A5.呼べば勝手に歩いて主人の下に帰ってくるから問題ありません!しかも帰る途中についでに敵も殲滅するからお得です!


Q6.シャナは逃げ出したけど異能の力封じられてるから今見つかるとまずいよね?
A6.VIPルームに軟禁されていたので敵はほとんど居ないから大丈夫です!シャナは超重要人物だけど、見回りとかもほとんど付けてませんから!!



この回答で納得いかない人は精神衛生上読むのは宜しくないと思われます。正直、ぱにーに(=゚ω゚)ノは読んでて苦痛でした。他にも色々あるけどネタバレしすぎるのもアレなので割愛。
それにしても、味方のピンチには偶然ありえないようなタイミングで何かが起こって逆転する。偶然偶然偶然偶然。偶然に味方陣営に都合のいい事が、それも最良のタイミングで起こり続け、しかも作戦の大前提を覆す秘密道具(本拠地察知してワープ)が味方にのみあり、雑兵は数いるだけで戦闘能力には圧倒的な差があり、戦闘ではなく虐殺ってくらいに一方的に、それこそゾウがアリを踏み潰すかのよう。
ぶっちゃけ全然面白く無かったです。
今までは互角か格上の相手を主人公(だった)坂井悠二の知略で逆転する展開だったのに、その「悠二で逆転」の部分が全部「偶然」やら「実はこうだった」「こんなアイテムが」で解決されてるんだから面白いわけないよね。
ガンダムに詳しい人はガンダムSEED DESTINY終盤のストライクフリーダムインフィニットジャスティスアカツキのチームを思い出してもらえれば分かり易いかな? ぶっちゃけ3機しか居なくても大国と戦争できるくらいに一方的な個人戦闘能力を持った絶対負けない主人公チームのせいで、盛り上がりも何も無かった訳ですが、それと同じような展開。あー主人公チームマンセーなんですねー強いんですねーゆとりですねー。
痛快娯楽アクションと銘打たれてるけど、殺戮と言うのが相応しいような一方的な戦闘やフレイムヘイズ側にのみ起こる偶然の逆転は、痛快でもなんでもないと思いました。